守屋山とは
守屋山(もりやさん)とは、諏訪市と伊那市の間にある標高1,651mの里山で、信州百名山のひとつです。南アルプスの最北端で諏訪湖の南側に位置しており、山頂からは北アルプス、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳連峰、諏訪湖などを一望できるのが魅力です。
日帰り登山で360度の大パノラマが楽しめることから、県内外から多くの登山客が訪れています。また、ザゼンソウなどの山野草が豊富で、花の百名山にも選定されています。
守屋山
登山ルート
守屋山には以下3種類の登山ルートがあります。今回は”杖突峠コース”を紹介します。
- 杖突峠コース(本コース)
- 立石コース
- 松尾峠コース
本記事で記載している時間は、筆者が登った場合のものです。写真を撮りながらではありますが、比較的速めに歩く方かと思いますので参考程度にしていただければと。
登山口
まだまだ晴れが続くGWの連休終盤、守屋山を訪問です。
そよ風が気持ちいい新緑の木々の中を上っていきます。登山道沿いには「守屋山登山道」「至守屋山」などの看板が多く設置されていますので、迷うことはないかと思います。
分杭平
登山口から約20分、分杭平に到着です。
東屋やベンチなど一休みできる場所もあるのですが、守屋山諏訪社でお参りして休憩なしで登山継続です。神社の境内は4本の小さな御柱で囲まれていますよ。
かわいらしい熊が「クマ出没注意」の看板を持っていて、、なかなか面白いですね。
森の熊さん!?
分杭平から約20分、胸突坂に到着です。なかなか厳しい坂道が続き足がパンパンに・・・
東峰(山頂)
胸突坂から約10分、東峰(山頂)に到着です。
こちらからは北アルプス、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳連峰、諏訪湖などを一望できるのが魅力です。まさに360度の大パノラマですよね。
守屋山の山頂(東峰)
スッキリと晴れた先に見える八ヶ岳連峰が絶景です。
山頂から望む360度の大パノラマ
北アルプスと諏訪湖、諏訪市街や岡谷市街も一望できますよ。
残雪の北アルプスと諏訪湖
東峰~西峰
もうひとつの山頂である西峰を目指します。
まずは東峰のすぐ下にある守屋神社奥宮でお参りします。
山頂に祀られた守屋神社奥宮
至る所に薄紫色の可憐な花が咲いていて心が癒されますね。
こちらは元気になる木(ケヤキ)とのことです。
カモシカ岩、この岩の上にカモシカが立つことがあるようです。本日は遭遇できず。。
守屋山の細石、古くから縁起の良い石とされています。
西峰(山頂)
東峰から約15分、西峰(山頂)に到着です。
こちらからの眺望も東峰に負けず劣らず見事ですよ。
東峰で10人弱、西峰で10~15人の方が美しい景色を堪能していました。また絶好の登山日和だったこともあり、登山道でも20人ほどの方とすれ違いましたね。
ただ混雑しているというほどではないので、山頂ではゆっくりと景色を楽しめました。ベンチもありますので、この雄大な景色を眺めらなら一休みするのも良いかと思います。
- 歩きやすい運動靴
(登山靴や雨具などの装備も検討) - 平地の服装より厚着もしくは重ね着できる服を持参
- 軽食、飲料水を持参(脱水症状に注意)
周辺観光スポット
諏訪信仰発祥の地と伝えられる「諏訪大社 上社前宮」↓
※車で約15分
国の重要文化財が多く残る「諏訪大社 上社本宮」↓
※車で約20分
駐車場
守屋山登山口駐車場
守屋山(杖突峠コース)の登山口に駐車場があります。上段には25台ほど、下段には30台ほど駐車できそうです。休日の9時頃の訪問でしたが、既に上段は満車でした。GWの連休中で県内外から多くの方々が訪れているのかもしれません。下段はまだまだ空きがありましたが、早めの時間帯の訪問をおすすめします。
補足情報・アクセス
住所 長野県伊那市高遠町藤沢、諏訪市
アクセス 車 諏訪I.C.より20分
伊那I.C.より50分
小黒川スマートI.C.より50分
駐車場 あり
料金 なし