常光寺の石楠花とは
常光寺の石楠花(じょうこうじのしゃくなげ)とは、常光寺裏山のしゃくなげ園を濃淡のピンク色に染める2000本のしゃくなげのことです。約50年前から長年かけて上條仙昌住職が株を増やし、開花後は檀家の方々が管理されているようです。近年は花の寺として親しまれており、しゃくなげ寺とも呼ばれています。
常光寺は、塩尻市にある真言宗の寺院で、本尊は大日如来です。創建年代は不明ですが、室町時代の永徳2年(1382年)に恵覚和尚が飯綱大権現を勧請して再興したと伝えられています。飯綱大権現は大衆から厚く信仰され、養蚕の繁栄や諸願成就を願う数十万人の信者を有していたようです。また、信州筑摩三十三カ所観音霊場の第18番札所でもあります。
石楠花の見頃
5月上旬~中旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2024年5月11日 →見頃終盤
常光寺
参道~本堂
少し強めの風が吹く晴れた週末、常光寺を訪問です。
とても静かで落ち着きますね。
本堂に到着、平穏な日々と健康を祈ります。
裏山
写経所の奥から裏山へ、しゃくなげ寺とも呼ばれている常光寺を代表する場所です。
しゃくなげ寺とも呼ばれる常光寺の裏山
濃いめのピンク色が鮮やかですよね。
遊歩道は約500mありますし、坂道が続きますので歩きやすい運動靴がおすすめです。裏山の頂上には石仏が祀られていますので、こちらでもお参りしていきます。
裏山の中には東塩尻信号所・引き込み線跡がありますよ。
2000本のしゃくなげがあるようですが、花を咲かせている株は少ないような・・・
淡いピンク色の花びらも美しいですよね。
見頃を迎えたしゃくなげ
庭園
裏山から庭園へ、色とりどりのツツジが見頃を迎えています。新緑の木々や池なども含めて心地よい空間です。休日朝9時頃でしたので境内には誰もおらず、のんびりできました。
鮮やかなツツジと新緑の庭園
周辺観光スポット
縄文時代から古墳・平安時代にかけての大集落遺跡で国史跡に指定される平出遺跡↓
※車で約10分
矢彦小野神社社叢が長野県の天然記念物に指定される小野神社↓
※車で約10分
駐車場
常光寺には数台の駐車スペースがあります。山門横の道路を突き当りまで上った辺り、それほど大きな場所ではありませんのでご注意ください。
補足情報・アクセス
住所 長野県塩尻市上西条
アクセス 車 塩尻I.C.より10分
岡谷I.C.より20分
徒歩 JRみどり湖駅より15分
駐車場 あり
料金 なし