勝間薬師堂のしだれ桜とは
勝間薬師堂のしだれ桜(かつまやくしどうのしだれざくら)とは、伊那市高遠町の勝間地区にある薬師堂両脇に植えられた樹齢170年の2本の枝垂れ桜のことです。高遠城址公園の桜より数日後に見頃を迎えるのが特徴で、茅葺き屋根の薬師堂を囲むように咲く姿が美しく、年々観光客が増えている人気のスポットです。
慶長8年(1603年)に開基された妙光寺ですが、安永の頃に廃寺となり、境内にこの薬師堂のみが残されたようです。薬師堂には行基作と伝えられる薬師如来が祀られ、これを護る十二神将と十三仏が安置されており、その中でも笑い閻魔は特に有名です。
桜の見頃
4月中旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2024年4月14日 →満開
勝間薬師堂のしだれ桜
お花見
快晴となった休日の朝、勝間薬師堂のしだれ桜を訪問です。
薬師堂を囲むように咲く姿は風格と美しさを感じさせます。安政の頃に植えられた桜は樹齢170年、「見事」の一言ですね。
風格と美しさを感じさせる勝間薬師堂のしだれ桜
少し小ぶりな花びらがかわいらしい。
朝8時半過ぎの訪問でしたが、既に10人ほどの方が桜を楽しんでいました。ベンチに座ってのんびりする人、写真を取る人など楽しみ方は様々ですね。
薬師堂と淡紅色の桜の共演
根元から見上げると桜が降り注いでくるようです。
薬師堂横にある遊歩道を上っていきます。途中で石仏がお出迎え。
少し強めのピンク色が鮮やかで青空に映えますよね。
こちらは天神様、足を止めてお参りします。
天神様の少し上からの眺望、写真中央(奥)には高遠城址公園、右側には高遠湖が一望できます。天下第一の桜といわれる高遠城址公園の桜は満開、きっと賑わっているかと。
桜越しの高遠城址公園と高遠湖
ライトアップ
桜のシーズンも特にライトアップはしていないようです。
周辺観光スポット
天下第一の桜・日本三大桜の名所ともいわれる高遠城址公園↓
※徒歩で約25分
水面に映し出される桜や残雪の中央アルプスとの美しいコントラストが魅力の六道の堤↓
※車で約10分
駐車場
ほりでいパーク
国道152号の白山トンネルを通過した先にほりでいパークがあります。桜のシーズンは高遠城址公園の臨時駐車場になっており大変混雑します。休日の朝8時半の訪問でしたが残念ながら満車・・・早い時間帯がおすすめです。
今回はさらに先にある勝間公民館の道向かいにあるスペースに駐車しました。ほぼ満車でしたが15台程度は駐車できます。こちらからは徒歩10分程度です。
補足情報・アクセス
住所 長野県伊那市高遠町勝間
アクセス 車 伊那I.C.より30分
小黒川スマートI.C.より30分
諏訪I.C.より45分
駐車場 なし(ほりでいパークなどを利用)
料金 なし