善五郎の滝とは
善五郎の滝(ぜんごろうのたき)とは、松本市乗鞍を流れる小大野川から流れ落ちる高さ22m・幅8mの滝です。小大野川にかかる鈴蘭橋の下流約250mに位置しており、乗鞍岳と四季折々の景観が見事です。三本滝・番所大滝とともに乗鞍三滝と呼ばれ、松本市の特別名勝にも指定されています。
剣ヶ峰付近から噴出した溶岩流(番所溶岩)により形成された広大な溶岩台地を小大野川が刻んでつくられた滝です。また下流側の川底には、番所溶岩の柱状節理が水平に侵食されてできた、変形の五角形から六角形の模様が見られるといわれています。
善五郎の滝
遊歩道
太陽が出たり雲の中に隠れたりとスッキリしない日、善五郎の滝を訪問です。
駐車場から善五郎の滝までの距離は約600mです。前日までの雨の影響で一部の地面がグチャグチャでしたが、全体的には歩きやすい遊歩道ですよ。またこちらでは、センダイムシクイ、カケス、アカゲラ、コガラなどの野鳥も見られるようです。
小大野川に架かる橋、滝の流れ落ちる音が近づいてきます。
橋の上からの眺めもなかなかいいですね。駐車場から歩いて約10分で到着です。
善五郎の滝
松本市の特別名勝に指定される善五郎の滝、豪快に流れ落ちる風景が見事ですね。
名前の由来は、善五郎という樵(きこり)が釣りをしていたときに、大きなイワナに滝つぼへ引き込まれそうになり、命からがら逃げ帰ったことから来ているようです。
松本市の特別名勝・善五郎の滝
滝見台まで行くと大量の水しぶきが飛んできます、写真では表せないくらいの迫力で。。滝は溶岩流を少しずつ削りながら上流方向に後退中、下流には古い滝つぼ跡も見られますよ。
休日の11時半頃、お子さま連れの家族や夫婦など4~5人の方々が滝を見に来ていました。暑さが残る9月に涼しげな滝を眺めると気持ちがいいですよね。
豪快に流れ落ちる善五郎の滝
後に調べた情報では、善五郎の滝と乗鞍岳が一望できる滝見台があるようです。遊歩道の途中で”滝見台”の看板に従って少し歩けば到着、行きたかった・・・
- 歩きやすい運動靴
(山道、坂道、階段などあり) - 飲料水の持参(脱水症状に注意)
三本滝トレイル
三本滝トレイルといわれるコースが整備されています。観光センターからスタートして、善五郎の滝や三本滝などの観光スポットを巡る全長11km(約6時間)・標高1454~1850m、体力に自信があれば是非どうぞ。
周辺観光スポット
乗鞍三滝のひとつで松本市の特別名勝に指定される番所大滝↓
※車で10分弱
乗鞍三滝のひとつで、3つの滝が一箇所に合流している珍しい風景が魅力の三本滝↓
※車で約10分
駐車場
県道84号沿いに善五郎の滝駐車場があります。20台程度が駐車できるスペースですが、休日の11時頃は5~6台程度でまだまだ余裕がありました。また、県道84号は自転車(ロードバイクなど)で上っている方も多く、運転には注意が必要です。
- 慎重な運転、自転車・歩行者注意
補足情報・アクセス
住所 長野県松本市安曇
アクセス 車 松本I.C.より55分
塩尻北I.C.より60分
駐車場 あり
料金 なし