筑摩神社とは
筑摩神社(つかまじんじゃ)は、松本市にある神社で、延暦13年(794年)に石清水八幡宮より勧請を受けて創建されたと伝えられています。古来よりこの地に鎮座し、筑摩八幡宮や国府八幡宮と呼ばれてきました。「国府」と呼ばれたのは、平安時代の初めに松本に信濃の国府がおかれたことからきています。
筑摩神社は本殿を中心に玉垣がめぐらされており、社域は東西に100間(180m)、南北に66間(119m)といわれています。永享11年(1439年)に再建された筑摩神社本殿は室町時代の建築様式を各所に残した貴重なものとして国の重要文化財に、慶長15年(1610年)に造営された拝殿は県宝に指定されています。
筑摩神社
鳥居~参道
朝晩の冷え込みはまだまだ続く春先、筑摩神社を訪問です。
横たわる木の奥に手水舎があります。
参道の両脇に構える狛犬はとても迫力がありますね。
鳥居の奥に見える神門周辺が玉垣で囲まれているのが分かります。社域は東西に100間(180m)、南北に66間(119m)の広さとのことです。
こちらは境内右側にある境内社です。
拝殿・本殿
朝日を浴びた神門を通ります。
苔むした石灯籠に鮮やかな風車が映えますね。
慶長15年(1610年)に造営された拝殿は県宝に指定されています。入母屋造で屋根は杮葺き、安土桃山時代の特徴が随所に残されているようです。平穏な日々と健康を祈ります。
筑摩神社拝殿(県宝)
永享11年(1439年)に再建された三間社流造の筑摩神社本殿、室町時代の建築様式を各所に残した貴重なものとして国の重要文化財に指定されています。
筑摩神社本殿(国重要文化財)
境内社
拝殿の左側には絵馬殿がありますよ。
その先にある銅鐘は永正11年(1514年)に信濃の守護・小笠原長棟が献納したものです。こちらの地域で最古の銅鐘であることから松本市の有形文化財に指定されています。
拝殿の右側にある境内社(筑摩大神社、八坂大神社、熊野大神社・子安大神社)です。朝早めの時間帯だったためか、境内には1人だけでゆっくり過ごすことができました。
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駐車場
筑摩神社の北東側の木々の中に駐車スペースがあり、5~6台程度の駐車ができます。本殿の北側を通る道路沿いから入ることができます。休日9時頃の訪問で車が数台ありましたが、混雑することはなさそうです。
補足情報・アクセス
住所 長野県松本市筑摩
アクセス 車 松本I.C.より20分
塩尻北I.C.より25分
徒歩 JR松本駅より30分
駐車場 あり
料金 なし