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諏訪神社の総本社「諏訪大社 下社秋宮」

諏訪大社とは

諏訪大社

諏訪大社(すわたいしゃ)とは、諏訪湖周辺に4箇所の境内地を持ち、上社(本宮、前宮)と下社(秋宮、春宮)の二社四宮からなる神社です。信濃國一之宮、神位は正一位(神社に与えられる神位の最高位という意味)で、全国各地にある約25,000社の諏訪神社の総本社であり、国内にある最も古い神社のひとつです。

また、社殿の四隅に御柱(おんばしら)と呼ばれる大木が建ち、本殿と呼ばれる建物がないのが諏訪大社の特徴で、上社は神体山・下社は御神木を御神体としています。

諏訪明神は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神、また武勇の神として広く信仰されてきました。現在では生命の根源・生活の源を守る神として多くの方々が参拝に訪れます。諏訪に鎮座する神々(二社四宮)を巡る四社まいりがおすすめです。

下社秋宮

下社秋宮(しもしゃあきみや)とは、諏訪湖北側の旧中山道と旧甲州街道の分岐点に鎮座する諏訪大社のひとつです。鳥居を入った正面には根入りの杉と呼ばれる樹齢約800年の御神木があります。また、青銅製では日本一といわれる高さ1.7mの狛犬が両脇に構える神楽殿は、三方切妻造りで天保6年(1835年)につくられたものです。

社殿は神楽殿の奥にあり、二重楼門造りの拝殿と左片拝殿・右片拝殿が並びます。拝殿奥の神明造りの建物が宝殿、さらにその奥が御神座(相殿)といわれ、御神木が祀られる下社で最も重要な場所です。秋宮では一位の木を御神木としています。

幣拝殿、左右片拝殿、神楽殿は国の重要文化財です。

 

下社秋宮

鳥居

正面の鳥居、雰囲気がありますね。

諏訪大社_下社秋宮_鳥居

手水舎

鳥居・神橋の手前にある手水舎、上社本宮・前宮と同じ龍の口から水が出る構造です。

諏訪大社_下社秋宮_手水舎

鳥居をくぐって階段を上った先の右手には御神湯(温泉手水)がありますよ。

諏訪大社_下社秋宮_御神湯

根入りの杉

境内の真ん中には樹齢800年にもなる根入りの杉が立ちます。幹周5m、樹高35mです。

丑三つ時(午前2時~2時30分)になると枝先を下げて寝入りいびきが聞こえ、子どもに木の小枝を煎じて飲ませると夜泣きが止まるといわれています。諏訪七不思議のひとつです。

諏訪大社_下社秋宮_根入りの杉

日本の国歌「君が代」の歌詞にも出てくるさざれ石、根入りの杉の右手方向にあります。

さざれ石とは、石灰が雨水に溶けて粘着力の強い乳状液となり、何千年・何万年もの時間をかけて小粒な石を結合して、少しずつ大きな巖となって苔むしてくる石のことです。

諏訪大社_下社秋宮_さざれ石

神楽殿

神楽殿(かぐらでん)、神様に雅楽や舞を奉納したり祈願を行う建物で、国の重要文化財に指定されています。正面に飾られている大きな注連縄は長さ7.5m、重さ1tにもなります。御柱祭の前年に新調していますので、こちらは7年前の注連縄ですね。

また、手前の狛犬は青銅製では日本一といわれる高さ1.7mの大きさ、見事なものです。

諏訪大社_下社秋宮_神楽殿

大きな注連縄と狛犬が見事な神楽殿

子安社、諏訪大社の祭神である建御名方神の母神とされる高志沼河姫命が祀られています。

諏訪大社_下社秋宮_境内社

御柱

秋宮一之御柱、長さ17m、直径1mの樅の木です。

神域の四隅に建つ御柱は諏訪大社の特徴のひとつで、正面右手前から時計回りに一之御柱~四之御柱が建っています。

諏訪大社_下社秋宮_秋宮一之御柱

幣拝殿

幣拝殿左右片拝殿のみで本殿を持たない諏訪造りといわれる独特の様式で、いずれも国の重要文化財に指定されています。格式高い雰囲気が漂っていますよね。

下社春宮にも同じような幣拝殿と左右片拝殿がありますが、春宮は大隅流、秋宮は立川流という流派の異なる宮大工によって、同じ絵図面で技を競うように建てられたそうです。

諏訪大社_下社秋宮_拝殿

格式高い雰囲気が漂う幣拝殿と左右片拝殿

右側にある白っぽい木は天覧の白松(三葉の松)です。

昭和39年(1964年)に昭和天皇皇后両陛下が参拝されたためこのように呼ばれているのでしょうか。一般的な松の葉は二葉ですが、こちらは三葉となっているものがあり、これを財布に入れておくとお金が貯まるそうです。

諏訪大社_下社秋宮_拝殿

幣拝殿には見事な彫刻が施されていて圧倒されます。言葉や写真で表現するのが難しいので、実際に見るのが一番ですよ。

諏訪大社_下社秋宮_拝殿の彫刻

 

御柱祭

御柱祭とは、7年に1度(寅の年、申の年)に行われる神事で、正式名称は式年造営御柱大祭です。宝殿の造り替え、また社殿の四隅に御柱と呼ばれる大木を曳建てる諏訪大社の中で最も重要な神事とされています。

1200年以上に渡って受け継がれてきた御柱祭は、諏訪地域の約20万人の氏子が参加する天下の大祭です。また、日本三大奇祭のひとつとしても知られています。

下社の山出し祭で最高の見せ場が木落しです。多くの氏子がまたがった大木が、傾斜角45度にもなる急坂(木落し坂)の頂上から100mを一気に引き落とされる豪快さは見事です。

諏訪大社_下社_木落し坂

 

四社まいり

諏訪大社の二社四宮(上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮)を参拝することを四社まいりといいます。それぞれに格の優劣はなく、回りやすい順番で参拝すれば大丈夫です。

以下ルートを参考にしていただければと思います。

  • 諏訪I.C. ~ 上社前宮→上社本宮→下社秋宮→下社春宮
  • 岡谷I.C. ~ 下社春宮→下社秋宮→上社本宮→上社前宮

 

国の重要文化財が多く残る上社本宮
※車で約25分

諏訪大社_上社本宮
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諏訪信仰発祥の地と伝えられる上社前宮
※車で約30分

諏訪大社_上社前宮
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気品と風格が漂う幣拝殿と左右片拝殿が建つ下社春宮
※車で約5分

諏訪大社_下社春宮
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駐車場

下社秋宮の周辺には3箇所の駐車場があります。鳥居手前を右手に進んだ場所(旧甲州街道ではなく境内方向に進む)にある駐車場がメインになりますので、まずはこちらに行けば良いかと思います。また、満車の場合は、さらにその奥にも駐車場があります。

 

補足情報・アクセス

住所   長野県諏訪郡下諏訪町

アクセス 車  岡谷I.C.より15分
        諏訪I.C.より25分
     徒歩 JR下諏訪駅より15分

駐車場  あり

料金   なし

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