泉龍院とは
泉龍院(せんりゅういん)は、室町中期に物外性応禅師により開山されました。室町時代~江戸時代にかけての仏像・庭園・山門などが古刹の風格を漂わせています。
山門は文政元年(1818年)、第26世快芳悦厳和尚の際に建立されました。間口7.2m、奥行6.3m、高さ12.8mの二層楼で、各礎石の上に12本の丸柱を立て、大斗をのせ、三手先の斗組によって楼上の桁を受けています。二階の内陣は七畳敷で漆黒の須弥檀の上に、釈迦三尊、四天王、十六羅漢が安置されています。
また、境内の三色藤も有名で、5月の最盛期には甘い香りと共に白・紫・桃の三色の花が咲き誇り、その様は見事です。
泉龍院
山門
山門は立派な佇まいです。細部には、象、麒麟、唐獅子、唐草、竜と鳳凰、波と鶴亀、雲に鷹などの彫刻が施されており風格が漂います。豊丘村有形文化財に指定されています。
精巧な造りで堂々と構える山門
山門から見える本堂、なかなかいいですね。
境内
冠雪した中央アルプスを背景に、山門が堂々と構えています。
冠雪した中央アルプスと山門
境内右側の鐘楼、残念ながら上に登ることはできませんが・・・
本堂
本堂です。山門、本堂ともに逆光での撮影でした・・・夕方になれば順光で撮れるかと。
稲荷堂
本堂左手にある稲荷堂、雰囲気がありますね。
三色藤
境内の右側にある三色藤、5月上旬~中旬が見頃のようです。白・紫・桃の三色が咲き乱れる時期の到来が楽しみです。
白・紫・桃の三色に咲き誇る風景↓
駐車場
松川I.C.方面から、県道18号を走り、”泉龍院”の看板がある交差点を左折(飯田I.C.方面からは右折)します。そのまま道なりに進み、突き当りを右折すると左手に泉龍院が現れます。駐車場は本堂の左側にありますので、山門の手前で左折して細い坂道を上ってください。お帰りの際は、本堂前を横切って、境内の右側から出られます。
- 慎重な運転、対向車注意
(泉龍院周辺は道幅が狭い)
補足情報・アクセス
住所 長野県下伊那郡豊丘村河野
アクセス 車 松川I.C.より15分
飯田I.C.より30分
徒歩 JR山吹駅より30分
駐車場 あり
料金 なし