室町時代の特徴を残す「松尾寺」

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松尾寺とは

松尾寺(まつおじ)は、安曇野市にある真言宗の寺院です。享禄元年(1528年)、鎌倉時代~室町時代にかけて北安曇~南安曇の一部を治めていた仁科氏によって建立されたと伝えられています。「長野県史」によると創建自体は白鳳2年(651年)ともいわれ、古くは醍醐寺三宝院の末寺であったようです。

明治3年(1870年)に廃仏毀釈により廃寺となりますが、その後再興しました。現存する本堂(薬師堂)は室町時代の特徴を残した建物として国の重要文化財に指定されています。

 

松尾寺

仁王門

少し暖かくなってきた昼過ぎ、松尾寺を訪問です。

水車小屋が風情を感じさせますね。春にはこの周辺に水芭蕉が咲くみたいですよ。

松尾寺_水車小屋

歴史を感じさせる仁王門を通り抜けます。

松尾寺_山門

境内

猿の鳴き声が聞こえる中、参道を歩いていきます。

松尾寺_参道

こちらは水子地蔵尊・延命地蔵尊です。

松尾寺_水子地蔵尊・延命地蔵尊

お堂もありますよ。正式名称は分かりませんでしたが・・・

松尾寺_お堂

本堂

石段を上って本堂(薬師堂)へ、平穏な日々と健康を祈ります。

桁行三間、梁間三間、寄棟造りの堂ですが、軒の出を非常に深くして軒支柱を建てて五間堂の形式を取っている全国的にも珍しい建物のようです。こちらの本堂(薬師堂)は室町時代の特徴を残した建物として国の重要文化財に指定されています。

松尾寺_本堂

国の重要文化財に指定される松尾寺の本堂

ちなみに・・・駐車場から本堂にかけて猿が十数匹いました。少し分かりづらいのですが、上記写真の左下辺りに写り込んでいますよ。自然・動物と共存している感じがいいですね。

 

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駐車場

松尾寺には小さい駐車場があります。駐車場の看板に従って進んで行くと、道路沿いの右手にあるのですが、うっかり見逃しがちですのでご注意ください。駐車場というよりも駐車スペースという感じで3~4台程度の場所です。

 

補足情報・アクセス

住所   長野県安曇野市穂高有明

アクセス 車 安曇野I.C.より25分

駐車場  あり

料金   なし

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