弘長寺のあじさいとは
弘長寺のあじさいとは、弘長寺の庭園に咲くあじさいのことです。約40年前、檀家の方のご奉仕で5年の歳月をかけて造られたあじさい庭園には、90種類・1000株のあじさいが咲き誇ります。また、信濃あじさい寺としても知られ、毎年多くの観光客が訪れます。
弘長寺(こうちょうじ)は、松本市と塩尻市の境にある赤木山の麓に構える真言宗の寺院です。弘長3年(1263年)に、北条時頼の六男である相模六郎政頼を弔うために建てられたと伝えられています。二度の火災があったため創建当時の資料が現存せず、伝承によるものが多いようです。信州筑摩三十三ヶ所霊場の十四番札所でもあります。
あじさいの見頃
6月下旬~7月上旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2023年7月8日 →見頃
弘長寺
本堂
梅雨前線が活発になって風が強い週末、弘長寺を訪問です。まずは六地蔵がお出迎えです。
山門を通って本堂へ、平穏な日々と健康を祈ります。
あじさい庭園
約40年前に檀家の方のご奉仕で造られたあじさい庭園、90種類・1000株のあじさいが咲き誇り、信濃あじさい寺としても知られています。慈母観音が暖かく見守っていますよ。
慈母観音とあじさい庭園
石碑周辺のあじさいも見頃を迎えていて鮮やかですね。こちらの石碑には松尾芭蕉の俳句「紫陽花や藪を小庭の別ざしき」が刻まれています。
松尾芭蕉の俳句が刻まれた石碑とあじさい
庭園の真ん中には弁天堂が構えています。池の中には蓮が美しく咲いていますよ。
あじさいの中に構える弁天堂
庭園を歩いていくと東側には薬師堂があります。
見頃を迎えた週末ということもあり、多くの方々があじさいを楽しんでいました。ただ、混雑して人混みというほどではないので、のんびりと過ごすことができました。
あじさいの品種
弘長寺には様々な種類のあじさいが咲きます。あじさいの根元には品種が表示されていますので、品種と花を同時に楽しめるのも魅力です。一部ですが気になった花を紹介します。
八重咲きの花びらが集まる「ごきげんよう」
かわいらしいピンク色の「ピンクアナベル」
白く垂れ下がる花が特徴的な「柏葉アジサイ」
幾重にも花びらが重なる姿が美しい「小町」
可憐な薄ピンク色が印象的な「乙女心」
縁の細いラインがおしゃれな「いろは」
深い青色が鮮やかな「卑弥呼」
周辺観光スポット
30種類・1300株、あじさいの名所としても知られる法船寺↓
※車で約5分
駐車場
弘長寺の山門前に駐車場が整備されており、約25台の駐車が可能です。休日10時頃の訪問でしたが、比較的混雑しており、ほぼ満車の状態でした。係員の方が交通整理をしていただいていますが、弘長寺付近は道幅が狭いためご注意ください。
補足情報・アクセス
住所 長野県松本市寿小赤
アクセス 車 塩尻I.C.より10分
塩尻北I.C.より10分
徒歩 JR村井駅より45分
JR広丘駅より45分
駐車場 あり
料金 なし