深妙寺とは
深妙寺(じんみょうじ)は、平安時代に権現山のふもと小殿寺に権現信仰(真言宗)の寺院として開基されたといわれています。永仁7年(1299年)には三位公日遊上人により真言宗から日蓮宗に改宗されました。慶長5年(1600年)に現在地に移り、700年に渡り法華経の教えを広める道場として栄えてきました。
本堂前から裏山に並ぶ三十三観音様に寄り添うように咲き誇る200種類・2500株のあじさいは長野県内最大規模で、「あじさい寺」としても有名です。あじさいが見頃を迎える頃には「深妙寺あじさい祭り」が開催されます。
※2021年の開催は不明
また、長野県南部では江戸時代から使い切った石臼を寺に奉納する習慣がありました。使い納められた石臼には、108もある煩悩を砕いてほしいとの願いが込められています。庭園は約2000個の石臼でつくられており、日本一の石臼庭園としても知られます。
あじさいの見頃
6月下旬~7月中旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2021年6月26日 →見頃
深妙寺
本堂・石臼庭園
駐車場のすぐ目の前、深妙寺本堂です。
敷き詰められた石臼がいい雰囲気です。さすが日本一といわれる石臼庭園ですね。

2000個の石臼でつくられた日本一の石臼庭園
水琴窟
水をかけると鳴く蛙、水琴窟(すいきんくつ)です。
蛙に水をかけてみると・・・かすかに音色が!水琴窟は日本庭園の特殊技法で、したたる滴の音で琴のような趣のある音色が作り出されます。

あじさい
境内から裏山に進んで行くと、辺り一面にあじさいが!
濃い青色のあじさいが鮮やかです。まだ蕾も多く、しばらくは見頃が続きそうです。

裏山に咲き誇る2500株のあじさい
三十三観音様に寄り添うようにあじさいが咲いています。
日差しを浴びて輝く、真っ白なあじさいが美しいですね。
こちらも初めて見る品種ですが、きれいな赤色の花びらがとても印象的です。
可憐な薄紫色のあじさいに心が癒されます。
200種類といわれる様々なあじさいを楽しむことができました。

200種類にも及ぶ色とりどりのあじさい
閻魔大王像
裏山にある一面のあじさいの中、脇道を進んで行くと閻魔様がどっしりと構えています。その奥には真っ暗な閻魔洞(洞窟)がありますよ。

駐車場
小黒川スマートI.C.方面から伊那中部広域農道を進み、”深妙寺”の石碑(深妙寺霊園の隣)のところで左折(駒ヶ根I.C.方面からは右折)します。細い道になりますが、そのまま少し直進した左手が駐車場となります。
休日の朝8:30頃は2~3台程度の車でしたが、10:00過ぎには30台ほどになっていました。こちらの駐車場は、普通車80台、大型バス3台が駐車できるようです。
補足情報・アクセス
住所 長野県伊那市西春近小出
アクセス 車 小黒川スマートI.C.より10分
駒ヶ根I.C.より20分
徒歩 JR下島駅より20分
駐車場 あり
料金 なし