阿寺渓谷とは
阿寺渓谷(あてらけいこく)とは、「阿寺ブルー」と称されるほどに美しいエメラルドグリーンの清流が魅力の渓谷です。阿寺川両岸には木曽五木が育ち、滝や淵などのスポットが点在、四季折々に表情を変える渓谷美が見られます。
秋の紅葉シーズンには、赤色や黄色に染まる木々とエメラルドグリーンの美しい清流との鮮やかなコントラストが絶景です。
阿寺渓谷は、観光地として整備された場所ではなく、自然のありのままの姿を残している場所です。渓谷の自然を後世に伝えるために施行されている「阿寺渓谷における自然環境の保全等に関する条例」について、訪問前にHPをご確認ください。
紅葉の見頃
10月下旬~11月上旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2021年11月6日 →見頃
阿寺渓谷
狐ヶ淵・狸ヶ淵
阿寺渓谷は入口~キャンプ場まで約6.3km(往復約12.6km)です。その間には滝や淵などのスポットが点在しており、紅葉とともに渓谷美も楽しむことができます。
狐ヶ淵・狸ヶ淵、よく人を化かしたと伝えられる狐や狸が、己の「化身」の出来栄えを鏡の代わりに映したといわれています。
木々が色付く狐ヶ淵・狸ヶ淵
とても静かな流れに紅葉した木々が映り込む風景が見事ですね。
樽ヶ沢の滝
樽ヶ沢の滝、橋の真下にある螺旋状に流れ落ちる滝です。
5月に訪問した際は見つけられずに・・・意外と気付かずに見落とす人も多いようです。
遊歩道
阿寺渓谷では、赤彦吊り橋(島木赤彦歌碑駐車場の近く)と中八丁吊り橋をつなぐ形で遊歩道が整備されています。1周1.2km、45分程度のコースを楽しめます。
まずは、赤彦吊り橋を渡って遊歩道を上っていきます。
少し上ると途中で分かれ道があり、滝方向(渓谷側)を進んで金属製の階段を下ります。
六段の滝、すぐ近くまで行くことができますよ。
滝の近くから渓谷下流側を眺めると、太陽の光を浴びて鮮やかに輝く木々が美しいですね。
六段の滝から中八丁吊り橋までの道のりは若干険しいです。
中八丁吊り橋に到着、橋を囲う紅葉がきれいですね。
渓谷
紅葉を背景にして流れるエメラルドグリーンの清流が良い雰囲気をつくり出しています。
車道沿いの紅葉もとてもきれいですよ。
森林鉄道跡
昭和41年(1966年)に廃止されるまで、約50年に渡って木材を運搬していた森林鉄道、線路周辺の紅葉も美しいですね。
紅葉した木々に囲まれた森林鉄道
- 歩きやすい運動靴
(山道、坂道、階段などあり) - 軽食、飲料水の持参
- 携帯電話の電波は届きません
新緑の中で輝くエメラルドグリーンの清流もおすすめ↓
周辺観光スポット
数ある木曽路の渓谷の中でも特に美しいといわれる柿其渓谷↓
※車で約30分
日本の滝百選に認定される無数の瀑布が見事な田立の滝↓
※車で約50分
駐車場
島木赤彦歌碑駐車場
あてら橋を渡って、道なりにサファイヤロードを進んで行くと、右手に島木赤彦歌碑駐車場があります。さらに1km程度先の中八丁吊り橋付近にも若干の駐車スペースがあります。
※森林環境整備推進協力金:100円(目安)
休日の朝10時頃には駐車場が満車でした。紅葉シーズンは早めの訪問が良いかと思います。また、道幅が狭い場所が多々ありますので、対向車が来た際は譲り合いが大切です。
- 慎重な運転、対向車・歩行者注意
(山道、道幅狭い、落石)
補足情報・アクセス
住所 長野県木曽郡大桑村野尻
アクセス 車 中津川I.C.より55分
飯田山本I.C.より65分
伊那I.C.より85分
徒歩 JR野尻駅より30分
駐車場 あり
料金 なし