恩徳寺大銀杏とは
恩徳寺大銀杏(おんとくじおおいちょう)とは、南箕輪村の恩徳寺境内に立つイチョウの大木です。恩徳寺の前身である薬師堂の際に境内の大銀杏を切って本尊薬師如来を刻んだといわれ、その切り株に生えたものが現在の大銀杏であると伝えられています。
秋には鮮やかな黄色に染まる風景が魅力で、落葉後は境内を黄色の絨毯のように彩ります。樹齢約400年、幹周3.5m、樹高20m、南箕輪村の天然記念物に指定されています。
恩徳寺は建永2年(1207年)に建立された古刹で、明治17年(1884年)に現在地に移築されました。本尊は不動明王、信州の成田山として多くの方々が訪れています。
紅葉の見頃
11月上旬~中旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2022年11月 5日 →見頃
2022年11月12日 →見頃
恩徳寺
山門
冷え込みが厳しくなってきた朝方、恩徳寺を訪問です。
仁王像
山門の先には仁王像が堂々と構えています。黄色のイチョウを背景に、真っ赤なもみじがアクセントになっていい雰囲気ですね。
黄色のイチョウ・赤色のもみじと仁王像
石段を上りながら見上げるイチョウ、青空の中に鮮やかな黄色に色付く風景が美しいです。
境内
境内の真ん中には南箕輪村の天然記念物に指定される恩徳寺大銀杏が堂々と立っています。樹齢約400年、幹周3.5m、樹高20mの大きさが印象的ですよ。
樹齢約400年の恩徳寺大銀杏
朝8時半、境内には誰もおらず、ゆっくりと堪能できました。
太陽が当たりにくい下の方は若干の黄緑色が残っているものの、十分見頃ですよ。複雑に伸びる枝が時の流れを感じさせます。
来週には全体が鮮やかな黄色に包まれそう、楽しみですね。
1週間後・・・
先週は若干の黄緑色が残っていましたが、1週間で全体が鮮やかな黄色に染まりました。
※2022年11月12日撮影
鮮やかな黄色に染まる恩徳寺大銀杏
落葉後は境内一面が鮮やかな黄色の絨毯になるようです。これからしばらくの間、美しい風景を楽しむことができますね。
周辺観光スポット
黄金色のトンネルが広がる信州大学農学部のユリノキ並木↓
※車で約5分
天然記念物に指定される境内周辺が鮮やかに染まる仲仙寺↓
※車で約15分
もみじが鮮やかに色付く風景が趣を感じさせる高遠城址公園↓
※車で約25分
駐車場
恩徳寺駐車場
恩徳寺の近くに砂利の駐車場があり、20台程度は駐車できます。場所が少し分かりにくいのですが、国道361号から恩徳寺方向への道に入ってすぐ左に曲がると(恩徳寺駐車場と刻まれた石碑を左折)駐車場があります。混雑することはないかと思います。
補足情報・アクセス
住所 長野県上伊那郡南箕輪村沢尻
アクセス 車 伊那I.C.より5分
小黒川スマートI.C.より10分
徒歩 JR伊那北駅より35分
JR伊那市駅より40分
駐車場 あり
料金 なし