桜の○分咲きとは
桜の時期になるとニュースなどで「開花」とか「○分咲き」という言葉が聞こえてきます。桜の開花で心が躍り、満開になれば気持ちも晴れやかに、散りはじめると少し寂しさがあるもののその姿もまた美しい・・・桜は様々な表情を見せてくれます。
本記事では満開は何分咲きのことか、お花見はどの状態がベストなのか説明していきます。
つぼみ
言葉のとおり蕾の状態です。開花が待ち遠しい・・・
咲きはじめ
蕾から開花に向かい、咲きはじめた状態です。
ちなみに「開花」とは、標本木で5輪以上の花が開いた状態のことをいいます。
三分咲き
標本木の約3割の花が開いた状態です。
お花見にはまだまだ早いですね。
五分咲き
標本木の約5割の花が開いた状態です。
お花見をするなら最低でも五分咲きはほしいところです。
八分咲き(満開)
標本木の8割以上の花が開いた状態、いわゆる満開です。
お花見をするのであれば、八分咲きがベストですね。
満開といわれると十分咲きと思いがちですが、八分咲きのことを指しています。八分咲きが桜の花が持つ本来の色(一番美しい状態)であるためです。十分咲きになると、最初に咲いた花は散りはじめ、桜の色にもムラができてしまいます。
散りはじめ
花びらが散りはじめた状態です。
舞い落ちる花びら(桜吹雪)も雰囲気があって美しいですよね。散りはじめであれば、お花見はまだまだ楽しめますよ。
葉桜
花びらが散り果てて若葉が出てきた状態です。
このまま新緑の季節に向かっていきます。
600度の法則
桜の開花予想に「600度の法則」というものがあります。
2月1日からの最高気温を足していき、合計が600度を超えた日が桜の開花の目安となるようです。自分の地元で計算してみたところ、ほぼピッタリ!
各地域の過去の気象データは気象庁のHPで確認できます↓
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
あくまで目安ですので、詳細は各開花情報を確認した方が確実ですが、その年のおおよそのスケジュールを立てる際などに参考になるかと思います。
ちなみに、平均気温を使用して桜の開花予想をする「400度の法則」もあるようです。
開花~満開までの期間
桜が開花してから満開になるまで、あっという間です。地域によって異なりますし、日々の気象状況も大きく影響するのですが、一般的には以下のような日数といわれています。
- 北海道 |約4日
- 北陸・東北 |約5日
- 九州~東海・関東|約7日
桜の花は満開から一週間程度で散りはじめます。花が咲いてから気温が下がると長持ちしますし、逆に気温が高くなるとか、雨が降ったり強い風が吹くと早く散ってしまいます。
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まとめ
お花見をするなら八分咲き(満開)がベストです。また、散りはじめ(桜吹雪)のお花見も雰囲気があって良いと思います。
多くの方は会社員ですので、週末しか時間が取れないですよね。その貴重な週末に、目的地の桜が満開で天気も良好となるのはなかなか難しいものです。五分咲きでも散りはじめでも、それぞれに良さがありますので、桜の雰囲気を楽しみましょう。
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