桜の開花情報
暖かい日が徐々に増える3月、天気予報の中で桜の開花情報も多くなってきました。「統計史上最も早い」とか「平年並み」とか・・・情報に一喜一憂するこの季節は特別ですね。
本記事では南信州の桜開花状況の分析データを紹介していきます。直近10年分(2013年~2022年)のデータとなりますが、参考にしていただければと思います。
※開花データは飯田市HPより抜粋
※高森町の開花データは推定値
南信州の桜開花データ
平均開花状況
直近10年の平均開花状況は以下グラフのようになりました。薄いピンク色が咲きはじめ、濃いピンク色が満開を表しており、その後は散っていくので徐々に薄くしています。
「遠山の河津桜」は早咲きの品種ですので圧倒的に早いですが、多くの桜は3月下旬~4月上旬に見頃を迎えるのが分かります。「大西公園」「黒船桜」「駒つなぎの桜」など大鹿村や阿智村の桜は少し遅く開花する傾向です。
満開日バラツキ
直近10年の満開日のバラツキです。年によって大きく変わるため、最も早い年と最も遅い年では2週間以上の差があります。気温が暖かければ早く、寒ければ遅くなりますので、今から来年の開花日を予想するのは難しいですね。
咲きはじめ~満開までの日数
咲きはじめ~満開までの平均日数は4.7日となりました。桜の品種やその年の気象条件にもよりますが、一つの目安にしていただければと思います。
満開~散りはじめまでの日数
満開~散りはじめまでの平均日数は5.8日となりました。週の前半で満開になってしまうと週末まで保てるか不安になりますが、その辺りは安心できそうです。ただ、気温が高かったり、雨や風が強いと早く散ってしまうので注意が必要です。
気温と満開日の関係
3月平均気温と満開日
感覚的には気温と満開日に関係があることは分かりますが、実際のデータを用いて関係性を分析してみました。データ上でも気温が高ければ満開日が早いことが示されました。
600度の法則
桜の開花予想に「600度の法則」というものがあります。2月1日からの最高気温を足していき、合計600度を超えた日が桜開花の目安となります。
各地域の過去の気象データは気象庁のHPで確認できます↓
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
あくまで目安ですので、詳細は各開花情報を確認した方が確実ですが、その年のおおよそのスケジュールを立てる際などに参考になるかと思います。
ちなみに、平均気温を使用して桜の開花予想をする「400度の法則」もあるようです。
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まとめ
日々桜の開花情報を楽しみながら、休日は満開の桜の下でお花見を楽しみましょう。
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