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諏訪神社の総本社「諏訪大社 上社本宮」

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諏訪大社とは

諏訪大社

諏訪大社(すわたいしゃ)とは、諏訪湖周辺に4箇所の境内地を持ち、上社(本宮、前宮)と下社(秋宮、春宮)の二社四宮からなる神社です。信濃國一之宮、神位は正一位(神社に与えられる神位の最高位という意味)で、全国各地にある約25,000社の諏訪神社の総本社であり、国内にある最も古い神社のひとつです。

また、社殿の四隅に御柱(おんばしら)と呼ばれる大木が建ち、本殿と呼ばれる建物がないのが諏訪大社の特徴で、上社は神体山・下社は御神木を御神体としています。

諏訪明神は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神、また武勇の神として広く信仰されてきました。現在では生命の根源・生活の源を守る神として多くの方々が参拝に訪れます。諏訪に鎮座する神々(二社四宮)を巡る四社まいりがおすすめです。

上社本宮

上社本宮(かみしゃほんみや)とは、諏訪湖南東にある守屋山山麓の原生林に囲まれる場所に鎮座する諏訪大社のひとつで、幣拝殿と片拝殿のみで本殿を持たない諏訪造りといわれる独特の様式を備えています。また、慶長13年(1608年)に徳川家康が寄進したといわれる本宮最古の四脚門など国の重要文化財に指定される貴重な建造物が数多く残ります。

境内の中央には東宝殿、西宝殿という2棟の茅葺の建物があります。軒からはどんなに晴天の日でも最低3粒は水滴が落ちるといわれる七不思議もあり、諏訪大神が水の守護神として広く信仰される起源にもなっています。

※2021年12月現在、布橋周辺の10棟が改修工事中

 

上社本宮

鳥居

北参道側の鳥居、どっしりと構えていますよね。

諏訪大社_上社本宮_鳥居

手水舎

鳥居をくぐって手水舎へ、龍の口から水が出ていますよ。

諏訪大社_上社本宮_手水舎

手水舎の隣には明神湯、湯気が立つほどに温かいです。

諏訪明神ゆかりの温泉とされており、諏訪の温泉の源泉とも伝えられています。

諏訪大社_上社本宮_明神湯

御柱

本宮一之御柱、長さ17m、直径1.2mの樅の木です。

一之御柱~四之御柱が神域の四隅に建つのが諏訪大社の特徴のひとつです。これらは7年に1度の御柱祭で約20kmの道のりを人力で曳き出されるため、裏側はすり減っていますよ。

諏訪大社_上社本宮_本宮一之御柱

神楽殿

神楽殿(かぐらでん)、文政10年(1827年)に建立された入母屋造りの御殿で、国の重要文化財に指定されています。

大太鼓は神楽殿の建立時に奉納されたもので、胴には神龍が画かれており、一枚皮では日本一といわれています。こちらの大太鼓は元旦の朝にのみ打たれるようです。

諏訪大社_上社本宮_神楽殿

大太鼓が印象的な神楽殿

天流水舎

天流水舎(てんりゅうすいしゃ)、どんな晴天の日でも雫が3滴は屋根上の穴から落ちるといわれ、諏訪の七不思議のひとつに数えられています。こちらも国の重要文化財です。

諏訪大社_上社本宮_天流水舎

神馬舎(駒形屋)

境内最古の樹木のひとつ樹齢1000年を超える大欅が立ちます。

幹の凸凹が長い年月の経過を表していますよね。

諏訪大社_上社本宮_大欅

神馬舎(しんめしゃ)、古くは諏訪大神の神馬の屋形で、明治時代以降は背に御幣を立てた銅製の神馬と木製の神馬が安置されています。こちらも国の重要文化財です。

諏訪大社_上社本宮_神馬舎(駒形屋)

布橋

国の重要文化財に指定される布橋(ぬのばし)は改修工事が完了、左側の建物はまだ改修工事中です。布橋は桁行三八間(69.1m)・梁間一間(1.8m)で、かつては千度大内と呼ばれて千度参りをする道であったようです。
※2023年1月21日撮影

諏訪大社_上社本宮_布橋

幣拝殿

最後に参拝所でお参りします。

諏訪大社_上社本宮_参拝所

幣拝殿左右片拝殿のみで本殿を持たない諏訪造りといわれる独特の様式で、いずれも国の重要文化財に指定される貴重なものです。身が引き締まるような厳かな雰囲気ですよね。

諏訪大社_上社本宮_拝殿

厳かな雰囲気の幣拝殿と左右片拝殿

 

御柱祭

御柱祭とは、7年に1度(寅の年、申の年)に行われる神事で、正式名称は式年造営御柱大祭です。宝殿の造り替え、また社殿の四隅に御柱と呼ばれる大木を曳建てる諏訪大社の中で最も重要な神事とされています。

1200年以上に渡って受け継がれてきた御柱祭は、諏訪地域の約20万人の氏子が参加する天下の大祭です。また、日本三大奇祭のひとつとしても知られています。

 

四社まいり

諏訪大社の二社四宮(上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮)を参拝することを四社まいりといいます。それぞれに格の優劣はなく、回りやすい順番で参拝すれば大丈夫です。

以下ルートを参考にしていただければと思います。

  • 諏訪I.C. ~ 上社前宮→上社本宮→下社秋宮→下社春宮
  • 岡谷I.C. ~ 下社春宮→下社秋宮→上社本宮→上社前宮

 

諏訪信仰発祥の地と伝えられる上社前宮
※車で約5分

諏訪大社_上社前宮
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大きな注連縄と青銅製日本一の狛犬が見事な下社秋宮
※車で約25分

諏訪大社_下社秋宮
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気品と風格が漂う幣拝殿と左右片拝殿が建つ下社春宮
※車で約25分

諏訪大社_下社春宮
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駐車場

上社本宮の周辺には4箇所の駐車場がありますが、県道16号沿いの場所がメインの駐車場になるかと思います。全面砂地となっていますが、最も広く安心して駐車できます。

また、北参道の鳥居手前を左折して少し進んだ場所にある駐車場やさらにその先の東参道沿いにある駐車場(唯一舗装された駐車場)も近いのでおすすめです。

 

補足情報・アクセス

住所   長野県諏訪市中洲宮山

アクセス 車  諏訪I.C.より10分
     徒歩 JR茅野駅より50分

駐車場  あり

料金   なし

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