瑠璃寺の枝垂桜とは
瑠璃寺の枝垂桜(るりじのしだれざくら)とは、高森町にある瑠璃寺に植えられた桜で、源頼朝が寄進した3本の桜のひとつと伝えられています。樹齢400年以上、幹周4m、樹高20mのシダレザクラです。昭和13年(1938年)に長野県の天然記念物に指定されましたが、戦後の条例改正により現在は取り消されています。
また、鐘楼の隣にあるエドヒガン(通称:地主桜)も源頼朝が寄進した3本の桜のひとつです。昭和51年(1976年)に老衰により枯れ朽ちようとしていた親株から古株が芽を出し、現在の大木に成長したとのことです。
瑠璃寺は天永3年(1112年)に創建された寺院です。源頼朝の祈願寺、上杉謙信の戦勝祈願の寺、武田信玄の仏道修行の寺、徳川家御加護の寺としても知られています。
桜の見頃
4月上旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2022年4月9日 →満開
桜満開
地主桜
桜満開のシーズンに瑠璃寺を訪問しました。
まず初めに目に飛び込んできた風景がこちら、鐘楼の傍らに咲き誇るエドヒガンです。源頼朝が寄進した3本の桜のひとつで、通称地主桜と呼ばれています。
源頼朝が寄進したと伝えられる地主桜
境内
本堂に向かう参道沿いの桜も見頃を迎えています。
高森町有形文化財に指定されている薬師堂(本堂)、周辺に咲く桜も見事ですよね。
桜満開の薬師堂(本堂)
境内の雰囲気はとてもいい感じですよ。
朝8時過ぎの訪問、カメラマンやお年寄りの方など4~5人が満開の桜を楽しんでいました。
県宝に指定される聖観世音菩薩立像(本尊)が収められている観音堂、桜も美しいです。
瑠璃寺の枝垂桜
薬師堂(本堂)の左側には源頼朝が寄進した3本の桜のひとつで樹齢400年以上といわれるシダレザクラがあります。通称瑠璃寺の枝垂桜と呼ばれている立派な桜です。
過去に長野県天然記念物に指定されたこともある貴重な桜です。
源頼朝が寄進したと伝えられる瑠璃寺の枝垂桜
ライトアップ
桜のシーズンには提灯によるライトアップがありますよ。
瑠璃寺の訪問記事はこちら↓
周辺観光スポット
校庭を囲むように咲く風景が見事、日本一の学校桜として知られる高森南小学校の桜↓
高森町有形文化財の山門前で咲き誇る松源寺門前桜↓
駐車場
道路脇の仁王像を通過して少し進んだ瑠璃寺手前に砂利の駐車場があります。区民会館前(山門がある方向の裏手)にも駐車場があるようです。
補足情報・アクセス
住所 長野県下伊那郡高森町大島山
アクセス 車 座光寺スマートI.C.より10分
松川I.C.より15分
駐車場 あり
料金 なし