大草城址公園とは
大草城址公園(おおくさじょうしこうえん)とは、中川村の史跡に指定される大草城の跡地で、雄大な中央アルプスの景観や桜の名所としても知られている公園です。
大草城(おおくさじょう)は、宗良親王ゆかりの城とも伝えられており、南北朝時代(1336~1392年)に宗良親王を護った香坂氏の拠点で、以後は代々香坂氏の居城であったといわれています。また、天竜川を挟んだ北朝方の船山城(片切氏)や飯島城(飯島氏)の諸族と対峙した、軍事的にも経済的にも非常に重要な城であったようです。
昭和60年(1985年)から公園整備が行われ、公園内にはソメイヨシノやエドヒガンなど、開花時期の異なる10種類以上の桜が合計200本以上植えられており、桜のシーズンには多くの観光客で賑わいます。
大草城址公園
城址の丘
晴天のポカポカ陽気の中、大草城址公園を訪問です。
第一駐車場近くの石碑、歌聖としても名高い宗良親王が残した歌を刻んだ歌碑のようです。また、駐車場の横には遊具などが設置されている”わんぱく広場”もありますよ。
木々の新緑が眩しい階段を上っていきます。
城址の丘、当時は本丸があった場所と思われます。桜の木の下にはタンポポがあちらこちらで咲いており、東側には紫色に染まる藤棚(休憩所)もありますよ。
新緑に包まれる城址の丘(本丸)
中心部の一段高い場所には東屋、こちらからは中央アルプスを眺めることもできます。
桜の広場
新緑に染まる桜の広場、芝生もきれいで気持ちがいいですね。城址の丘も含めて公園全体がマレットゴルフ場にもなっているようで、色々な楽しみ方ができそうです。
新緑に包まれる桜の広場
新緑の中に見える残雪の中央アルプスも見事です。
タンポポの蜜を吸う蝶・・・長閑ですね。
園内にある一部のツツジはまだまだ見頃ですよ。鮮やかな赤色がとてもきれいです。
中央アルプスの残雪を背景とした桜が見事な春がおすすめ↓
駐車場
大草城址公園には第一駐車場と第二駐車場があります。どちらも舗装で整備された駐車場ですが、混雑している場合は第二駐車場の方が広くて停車しやすいかと思います。
補足情報・アクセス
住所 長野県上伊那郡中川村大草
アクセス 車 松川I.C.より15分
駒ヶ岳スマートI.C.より25分
駐車場 あり
料金 なし