旧小笠原家書院とは
旧小笠原家書院(きゅうおがさわらけしょいん)とは、江戸時代初期の旗本である小笠原長巨の屋敷の中で唯一現存するものです。寛永元年(1624年)頃につくられたと推定されるこの書院は、住宅としては全国で2番目に重要文化財に指定されています。
また、隣接する小笠原資料館は、平成22年(2010年)に建築界のノーベル賞ともいわれるプリッカー賞を受賞した建築家ユニットSANAAの設計です。
敷地内にはもみじが多く、紅葉シーズンには書院周辺が鮮やかな赤色に染まります。また、令和3年(2021年)からはライトアップも開催されています。「地域の新たな賑わいの場にしたい」と地元住民の方によって企画されたようです。
紅葉の見頃
11月上旬~11月中旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2021年11月13日 →見頃
旧小笠原家書院
真っ赤に染まる敷地内
駐車場から徒歩3分、ご門坂周辺が鮮やかに色付いています。
坂道を上っていくと、真っ赤に染まるもみじの先に書院と城門が見えてきました。
緑色~黄色~赤色のグラデーションが見事ですね。
逆光を浴びたもみじが透き通るようにとてもきれいで、キラキラと輝いています。
鮮やかに染まる敷地内のもみじ
南側3分の1が崖上に突き出ている懸造りは全国的にも珍しい特徴です。周辺の紅葉も美しく、書院の雰囲気がとてもいいですよ。
紅葉に囲まれた書院(懸造り)
ご門坂~書院南側へ通じる道周辺も美しく染まっています。
紅葉の旧小笠原家書院、風情を感じさせますよね。
重要文化財である書院の中に入ることができるのも魅力です。
※観覧料:一般300円、小中学生150円(資料館とセット)
※休館日:毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始
ライトアップ
旧小笠原家書院で初のライトアップとのことです。
敷地入口のご門坂~書院南側手前まで、暗闇の中に赤や黄色の木々が浮かび上がります。
平日20時頃の訪問でしたが誰もおらず、紅葉をじっくりと堪能することができました。
旧小笠原家書院の詳細はこちら↓
苔むした幹と紅色の桜が風情を感じさせる↓
周辺観光スポット
国の名勝に指定される峡谷を彩る紅葉が美しい天龍峡↓
※車で約10分
色鮮やかに染まる境内が秋の風情を感じさせる鳩ヶ嶺八幡宮↓
※車で約20分
約1,000本のもみじを中心に敷地内が赤色や黄色に彩られる野底山森林公園↓
※車で約30分
駐車場
旧小笠原家書院・小笠原資料館駐車場
興徳寺とJAみなみ信州三穂事業所の間、県道491号沿いに砂利の駐車場があります。10台程度は停められるスペースです。旧小笠原家書院までは徒歩3分で行けます。
補足情報・アクセス
住所 長野県飯田市伊豆木
アクセス 車 飯田山本I.C.より15分
飯田I.C.より20分
徒歩 JR川路駅より50分
駐車場 あり
料金 拝観料:一般300円、小中学生150円