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古墳と遺跡の違い
先日、茅野市にある尖石石器時代遺跡(国の特別史跡)を訪問した際に、ふとした疑問を持ちました。古墳(こふん)と遺跡(いせき)は何が違うのでしょうか?どちらも古代のものであることはイメージ的に分かるものの具体的な違いが分からず・・・こちらの記事ではその違いについて説明していきます。
古墳
古墳とは?
辞書では、「古代、土を高く盛り上げてつくった有力者の墓。現在では、墳丘をもつ墓は弥生時代にさかのぼることが判明したため、前方後円墳出現以降のものを古墳と呼ぶ。」と記載されています。一言で表すと、古墳=古代の有力者の墓です。
古墳の形状は大きく分けて6種類、前方後円墳、前方後方墳、双円墳、円墳、方墳、帆立貝形古墳などがあります。それぞれ以下のような形状のものを指しています。
おすすめ観光地
良好な姿を残す古墳で墳丘上からは天竜川周辺の風景が眺められる塚原二子塚古墳↓
国史跡の飯田古墳群「塚原二子塚古墳」国史跡に指定されている飯田古墳群のひとつ、塚原二子塚古墳。良好な姿を残す古墳で、墳丘上からは天竜川や対岸の風景が眺められる。墳丘長73mの前方後円墳、竪穴式石室、推定年代は5世紀末。付近にある鎧塚古墳、鏡塚古墳も紹介。...
後円部と前方部に形が異なる横穴式石室を持つ馬背塚古墳↓
国史跡の飯田古墳群「馬背塚古墳」国史跡に指定されている飯田古墳群のひとつ、馬背塚古墳。後円部と前方部のそれぞれに形が異なる横穴式石室があるのが特徴。墳丘長50m以上(推定)の前方後円墳、横穴式石室、推定年代は6世紀末。付近にある御猿堂古墳も紹介。...
遺跡
遺跡とは?
辞書では、「貝塚・古墳・集落跡など、過去の人類の生活・活動のあと。遺物・遺構のある場所。昔の建物や歴史的事件などのあった場所。旧跡。古跡。」と記載されています。一言で表すと、遺跡=古代の人類の生活の跡です。
また、広い意味では遺跡の中に古墳も含まれてきます。
おすすめ観光地
八ヶ岳山麓を代表する遺跡で縄文文化の宝庫といわれる尖石石器時代遺跡↓
縄文文化の宝庫「尖石石器時代遺跡」八ヶ岳山麓を代表する遺跡で縄文文化の宝庫といわれる尖石遺跡。発掘調査で200軒を超える住居跡が発見されており、与助尾根遺跡も含めて周辺が国の特別史跡に指定。また、尖石縄文考古館には国宝の土偶など貴重なものが数多く展示される。...
まとめ
古墳は古代の有力者の墓、遺跡は古代の人類の生活の跡です。
長野県内にも多く残っている古墳・遺跡、古代を感じながら巡るのも良いかと思います。
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