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【豆知識】雲海が発生する条件とは?

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雲海とは

雲海(うんかい)とは、言葉のとおり雲が海のように広がっている気象条件のことです。写真などで見る機会は多いものの、実際に見たことがある方は少ないかと思います。雲海が発生する気象条件や場所は限られていますので、その幻想的で美しい絶景に出逢うことができれば感動するのは間違いありません。

雲の主な種類には、層雲・層積雲・積雲・積乱雲・乱層雲・高積雲・高層雲・巻積雲・巻層雲・巻雲の10種類(十種雲形)があります。この中で雲海として見下ろせるのは、2,000m以下の一番低い空にできる層雲と層積雲です。

本記事では、雲海の発生条件や長野県内のおすすめスポットについて紹介していきます。

 

雲海の発生条件

気象条件

雲海が発生するためには以下のようなポイントがあります。

夜~朝が快晴であること
夜~朝にかけて快晴となることで地表の熱が逃げて放射冷却が起こり気温が下がります。また、上空が安定した高気圧の層に覆われることで雲が上に成長することができなくなり(逆転層という状態)、地上付近に雲がとどまり雲海が発生しやすくなります。

昼夜の気温差が激しいこと
放射冷却が起こり昼夜の気温差が激くなる(10℃以上)、秋から春にかけて雲海が発生しやすくなります。ただし、太陽が昇って地上が温まると雲が上空に上がっていくため、訪問する時間帯は早朝がおすすめです。

湿度が高いこと
気温差があっても空気が乾燥していると雲海が発生しにくいため、雨が降った翌朝など地上付近に多くの水蒸気があるのが良い状態と言えます。暖かくて湿った空気が急激に冷やされることで、蓄えきれなくなった水蒸気が霧に変化するためです。

風が弱いこと
風が強いと雲が流れてしまいます。深夜~早朝にかけて風が弱いこと(風速2m以下)も条件のひとつです。

地形条件

気象条件だけでなく雲海が発生しやすい地形であることも重要な条件です。内陸の山間部や盆地は霧が溜まりやすいため雲海の発生が多くなります。また、川や湖などからの湿った空気が入りやすい地形であれば、雲海の発生率はさらに高まります。

 

おすすめスポット

長野県内のおすすめ雲海スポットを紹介します。筆者はほとんど訪問したことがないのですが、11箇所のサイトを巡って集計した結果ですので、間違いはないかと思います。

名称 所在地 標高 おすすめ度
SORA terrace(ソラテラス) 山ノ内町 1,770m
高ボッチ高原 塩尻市/岡谷市 1,665m
ヘブンスそのはら 阿智村 1,600m
美ヶ原高原 上田市/松本市 2,034m
車山高原 SKYPARK RESORT 茅野市 1,925m

 

まとめ

紅葉シーズンに向かう秋は雲海のベストシーズンでもあります。早朝は冷え込みが厳しくなる季節ですので、防寒対策をして幻想的な雲海を楽しみましょう。

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