笠松山とは
笠松山(かさまつやま)とは、飯田市のシンボルでもある風越山の隣にある標高1,271mの里山です。山頂手前の展望台からは南アルプスや伊那谷が一望できるのが魅力で、登山道沿いに安置されている三十三観音を探しながら登山したり、麓にはカタクリの群生地もあります。また、地元の小学生が遠足で登ることもある標高差600m以下の山で、初心者でも手軽に登山を楽しむことができます。
笠松山
登山ルート
笠松山には以下3種類の登山ルートがあります。今回は”佐倉公園コース”を紹介します。
- 大原コース
- 梅ヶ久保公園コース
- 佐倉公園コース
本記事で記載している時間は、筆者が登った場合のものです。写真を撮りながらではありますが、比較的速めに歩く方かと思いますので参考程度にしていただければと。
佐倉神社
天気が回復したGW終盤、笠松山を訪問です。登山前には佐倉神社でお参りします。
ヤマツツジに囲まれる佐倉神社の参道
登山口
元々は三十三観音を巡る”大原コース”の予定でしたが、途中で登山道が分からなくなり・・・残念ながら断念。代わりに”佐倉公園コース”で登山開始です。
駐車場から約3分、北方丸山の猪垣跡に到着です。山から出てくる猪に農作物を食い荒らされるのを防ぐためにつくられたとのこと、貴重な遺跡として復元されたものです。
登山道を歩いていきます。基本的には一本道で、分かれ道がある箇所には案内板がありますので心配ないかと思います。
北方丸山の猪垣跡から約15分、登山口に到着です。
朱色のヤマツツジが鮮やかですね。
二十五番観音
日射しを浴びて輝く新緑の木々の中を歩いていきます。
登山口から約25分、二十五番観音に到着です。こちらで”大原コース”と合流ですね。
登山道に安置される二十五番観音
山頂
最初に道に迷ったせいか、だいぶ足がパンパンに・・・登山道沿いの観音様を探しながら山頂を目指して歩いていきます。
二十五番観音から約15分、山頂に到着です。三十三番観音などの石碑が並んでいます。
山頂からの眺望は見事ですね。南アルプスや飯田市街が一望できる絶景スポットですよ。
山頂から望む南アルプスと飯田市街
北岳(3,193m)、間ノ岳(3,189m)、塩見岳(3,052m)など日本百名山に名を連ねる南アルプスの山々には、まだ若干の雪化粧が残っています。
飯田市のシンボルでもある風越山と虚空蔵山も見られますよ。休日の午前中でしたが、登山道沿いですれ違った方は3人だけ、快晴の気持ちが良い日に登山を満喫できました。
- 歩きやすい運動靴
(登山靴や雨具などの装備も検討) - 平地の服装より厚着もしくは重ね着できる服を持参
- 軽食、飲料水を持参(脱水症状に注意)
周辺観光スポット
満開の桜とミツバツツジの共演、飯田市街・南アルプスが一望できる佐倉さまの桜↓
信州百名山のひとつで、新・花の百名山にも選定される標高1,535mの風越山↓
※車で約15分
駐車場
佐倉神社(佐倉公園)に第一駐車場と第二駐車場があります。登山口に近い第二駐車場には約20台、少し下にある第一駐車場には約15台の駐車が可能です。休日の朝8時半頃と早い時間帯の訪問でしたので、駐車している車は2台のみでした。
- 慎重な運転、対向車注意
(佐倉神社の周辺は道幅が狭い)
補足情報・アクセス
住所 長野県飯田市上飯田
アクセス 車 飯田I.C.より10分
徒歩 JR切石駅より60分
駐車場 あり
料金 なし