赤沢自然休養林とは
赤沢自然休養林は、長野県上松町の小川入国有林に位置する日本初の自然休養林です。日本三大美林のひとつで樹齢300年以上にもなる「木曽ヒノキ」を中心として、木曽五木(ヒノキ、サワラ、アスナロ、ネズコ、コウヤマキ)が生い茂っています。森林の中には落葉広葉樹もあり、新緑や紅葉など四季折々の姿を楽しむことができます。
また、森林浴発祥の地として知られれており、21世紀に残したい日本の自然100選にも選ばれています。標高1,080~1,558m、面積約760ha、赤沢美林ともいわれています。
赤沢自然休養林
渓流コース
赤沢自然休養林には、全部で8つのコースが整備されています。駒鳥コースが代表的な風景を巡るメインコースのようですが、今回は各コースを転々としながら散歩していきます。
※写真は2019年訪問時のもの
赤沢橋を渡って渓流コースに入ります。一周約1.5km、最も短いコースですね。
流れる水が透明で、とてもきれいです。涼しい!
向山コース
赤沢橋を渡って向山(むかいやま)コースに入ります。序盤は緩やかな上り坂が続く、一周約2.0kmのコースです。遊歩道を囲むように広がるヒノキが見事ですね。
天気が良ければ、木曽駒ケ岳の眺望を楽しむことができます。
冷沢コース
中立橋を渡って冷沢(つめたざわ)コースに合流です。一周約3.3kmです。
木材運搬などを目的に全国で運行していた森林鉄道の中で、国内最後(1975年)まで現役で運行された木曽森林鉄道、現在は赤沢森林鉄道が活躍しています。
大自然の中を走る赤沢森林鉄道
森林の中をどこまでも続く線路、気持ちいがいいですね。
丸山渡(まるやまど)から撮影。森林鉄道記念館~丸山渡の往復2.2km(約25分)、天然林の中を時速7kmでゆったりと走っています。丸山渡で降りて散策するのもOKですよ。
※大人 900円、子ども 600円(丸山渡からは乗車不可)
上赤沢コース
椹窪(さわらくぼ)から一周約2.2kmの上赤沢(かみあかさわ)コースに合流します。
太陽の光を浴びてキラキラと輝く新緑に心が癒されます。また、頑張って遊歩道を上っていくと赤沢台(展望台)から御嶽山を眺めることもできますよ。
遊歩道沿いから見える美しい新緑
一周回って赤沢駐車場に到着、ここから見える新緑に囲まれた赤沢橋もいいですね。
周辺観光スポット
木曽八景や日本五大名峡のひとつ寝覚の床↓
※車で約35分
駐車場
赤沢駐車場
県道508号から県道473号に入り、道なりに進みます。3kmほど進んだところで看板に従ってT字路を左折し、そのまま道なりにしばらく進むと到着です。係員の方に駐車料金を支払い、案内に従って奥に進むと駐車スペースがあります。
※シャトルバスも利用可能(JR木曽福島駅・上松駅などから)
補足情報・アクセス
住所 長野県木曽郡上松町
アクセス 車 伊那I.C.より95分
中津川I.C.より100分
駐車場 あり(有料)
料金 駐車場 600円/日