若宮八幡社とは
若宮八幡社(わかみやはちまんしゃ)は、松本市にある神社で、創建年代は不明ですが古くから仁徳天皇を祀る社であったといわれています。寛文10年(1670年)、松本城二の丸に鎮座していた松本城鎮守社の社殿を造営した際に、旧鎮守社(本殿)を解体せずにこの地へ移したと伝えられます。
この若宮八幡社本殿は小笠原氏が勧請したもので、小笠原貞慶が深志城主となり、深志城を松本城に改めた天正10年(1582年)頃の造営と推定されます。室町時代の様式を残す本殿は、城の鎮守の神社として江戸時代以前のものは全国的に類例がない貴重な建造物で国の重要文化財に指定されています。
若宮八幡社
境内
筑摩神社でお参りしてから徒歩10分、若宮八幡社を訪問です。
拝殿や本殿は南側を向いていますが、なぜか鳥居が南東向きであるのが特徴的です。
住宅街の中にある小さな神社で、すぐ隣は公園になっています。公園の中ではお子さま連れの家族が楽しそうに遊んでいて長閑な雰囲気が漂いますね。
本殿の横には境内社が祀られています。
拝殿・本殿
切妻造で銅板葺の拝殿、平穏な日々と健康を祈ります。
拝殿の後側には、一間社流造・こけら葺の若宮八幡社本殿が鎮座しています。小笠原貞慶が深志城主となり、深志城を松本城に改めた天正10年(1582年)頃の造営と推定されます。
室町時代の様式を残す本殿は、城の鎮守の神社として江戸時代以前のものは全国的に類例がない貴重な建造物で国の重要文化財に指定されています。歴史を感じさせますね。
若宮八幡社本殿(国重要文化財)
周辺観光スポット
姫路城/彦根城/犬山城/松江城とともに国宝に指定され、黒漆塗りが美しい松本城↓
※車で約10分
本殿(国重要文化財)や拝殿(県宝)など貴重な文化財が残されている筑摩神社↓
※徒歩で約10分
駐車場
若宮八幡社の周辺に駐車場は見当たりませんでした。今回は近くにある筑摩神社で参拝した後で、徒歩で訪問しています。
補足情報・アクセス
住所 長野県松本市筑摩
アクセス 車 松本I.C.より20分
塩尻北I.C.より25分
徒歩 JR松本駅より35分
駐車場 なし
料金 なし