千畳敷カールとは
千畳敷カールとは、中央アルプス宝剣岳(標高2,931m)直下に広がる絶景スポットです。今から約2万年前、氷河のゆったりとした流れにより浸食されて形成されたカール(半円形の窪地)で、畳を1,000枚敷いたほどの広さがあることからこのように呼ばれています。
夏には千畳敷カール一面に高山植物のお花畑が広がり、約150種類もの花が高山を彩ります。また、夏以外にも四季折々の美しい風景を楽しむことができる人気の観光地です。
花の見頃
6月~9月(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2021年7月26日 →見頃
※花の種類により開花時期は異なる
→詳細はHP参照 https://www.chuo-alps.com/
千畳敷カール
菅の台バスセンター
朝8時半前、菅の台バスセンターに到着。夏山シーズンですが、平日のためか人出はまずまず、約20分待ちでバスに乗ることができました。
※ここから先はマイカー規制のため注意
- 時間にゆとりを持って行動
(休日の場合は待ち時間覚悟)
しらび平駅
菅の台バスセンターから約30分、”しらび平駅”に到着です。
バスを下車してロープウェイ乗り場へ直行、とてもスムーズで約15分後に出発です。
※事前にホームページで混雑予想情報の確認を
(混雑時は3時間待ちもあるようです)
もし待ち時間が多い場合は、徒歩10分程度の日暮の滝に行くのも良いと思います。
ロープウェイ
宝剣岳(標高2,931m)直下の千畳敷カールまで架けられた山岳ロープウェイ。
千畳敷駅は日本で最も標高が高い2,612mに位置しています。また、しらび平駅~千畳敷駅間の高低差950mも日本最高。ロープウェイの450秒間、素晴らしい景色が続きます。
宝剣岳
ロープウェイを降りて最初の景色は・・・雲でした。晴れていれば絶景が広がる場所です。
そして、日差しがないためか涼しいです。真夏でも最高20℃、薄手の長袖が必須ですね。
高山植物
夏の千畳敷カールは高山植物の宝庫で、約150種類もの花が高山の一面を彩ります。
黄色の花が眩しい、ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)。
日差しを浴びて黄色に輝くミヤマキンポウゲ
数年に一度しか咲かない花といわれている多年草の花、コバイケイソウ(小梅蕙草)。
コバイケイソウのお花畑、白色の花が一面に広がります。今年は当たり年のようです。
数年に一度の群生、コバイケイソウのお花畑
淡紅色の可愛らしい花、コイワカガミ(小岩鏡)。
ひっそりと咲く、ミヤマキンバイ(深山金梅)。
幸せを招く花、ハクサンイチゲ(白山一華)。
濃紅色と薄紅色が際立つ、ヨツバシオガマ(四葉塩釜)。
可憐に咲く青い花、ミヤマリンドウ(深山竜胆)。見逃してしまうくらい小さいですよ。
他にも様々な高山植物が見られますので、ゆっくりと歩きながらお楽しみください。
ホテル千畳敷
日本一高い場所に建つホテル、ホテル千畳敷です。
ここに泊まれば、雲海を見ることも、周辺の散策や登山も、何でもできますよね。
剣ヶ池
剣ヶ池の前から見る千畳敷カールは、息を呑むような絶景です。本当に美しい・・・
ほとんどの時間が雲に覆われていましたが、ほんの一瞬だけ青空が広がりました!周辺にはベンチもありますので、この雄大な景色を眺めながら一休みするのもいいですね。
美しい高山植物が咲く夏の千畳敷カール
- 歩きやすい運動靴
- 重ね着できる服(薄手の長袖など)を持参
- 登山をする場合は、登山靴や雨具などの装備必要
(遊歩道を歩く程度であれば不要) - 時間にゆとりを持って行動
(休日の場合は待ち時間覚悟)
錦秋の千畳敷カールも絶景、おすすめです↓
駐車場
菅の台バスセンター駐車場
駒ヶ根I.C.から県道75号を道なりに進むと菅の台バスセンター駐車場に到着です。混雑時は周辺に臨時駐車場が設置されます。到着したら係員の案内に従って進んでください。
※駐車料金:800円/日
補足情報・アクセス
住所 長野県駒ケ根市赤穂
アクセス 駒ケ根I.C. ~ 菅の台バスセンター
(車 / 3分)
菅の台バスセンター ~ しらび平駅
(路線バス / 30分)
しらび平駅 ~ 千畳敷駅
(ロープウェイ / 7.5分)
駐車場 あり(菅の台バスセンター:350台)
料金 駐車場 800円
路線バス 1,660円
ロープウェイ 2,540円