光前寺とは
光前寺(こうぜんじ)は、不動明王を本尊として貞観2年(860年)に本聖上人により開基されました。長野県内屈指の大寺で、県内唯一の名勝庭園、霊犬早太郎伝説や光苔の寺としても有名、南信州随一の祈願霊場として信仰されています。
※霊犬早太郎伝説についてはHP参照
本堂の前庭と本坊客殿奥の庭園、仁王門から三門・本堂へと続く直線状の伽藍配置、それらを囲む木々など境内全域約6.7haが光前寺庭園として国の名勝に指定されています。その中でも本坊客殿奥は築山泉水庭園で、阿弥陀仏が極楽浄土から来迎した姿を表現しようとした極楽浄土の庭園ともいわれています。
また、春の桜・水仙や秋の紅葉など四季折々の景観を楽しめることでも知られています。
光前寺
春 ~spring~
桜の名所としても知られる光前寺のしだれ桜。春になると仁王門から大講堂付近を中心に植えられている約70本の枝垂れ桜が見事に咲き誇ります。また、「光前寺不動滝桜」や「鐘楼の古木桜」など、古いものは樹齢200年にもなります。
※例年の見頃:4月中旬
桜と同じ時期に楽しめるのが、光前寺に向かう参道約500mに群生する光前寺通りのスイセンです。可憐に咲く黄色や白色の花は「一目300万本」ともいわれ、残雪の中央アルプスを背景にした風景が人気です。
※例年の見頃:4月上旬~中旬
夏 ~summer~
光前寺には、県内唯一の名勝庭園、国の重要文化財に指定される弁天堂や県宝の三重塔など多くの文化財が残ります。また、光苔の寺としても知られており、樹齢300年以上の杉並木参道を歩きながら、石垣の中で神秘的に光る光苔を探すのも魅力のひとつです。
※光苔が見られる時期:4月中旬~10月下旬
秋 ~autumn~
秋が深まると境内にある60本以上のもみじが参道沿いや三重塔周辺を鮮やかな赤や黄色に染めます。歴史ある光前寺は紅葉の名所としても知られています。
※例年の見頃:10月下旬~11月中旬
駐車場
光前寺には第一駐車場~第三駐車場があります。光前寺通り沿いの右側に第三駐車場、仁王門前の左側に第二駐車場、仁王門を通過して右側に第一駐車場です。
第一駐車場~第三駐車場のどちらを利用しても大きな差はないのですが、観光目的別のおすすめ駐車場について以下紹介します。
観光目的↓ | おすすめ駐車場↓ |
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光前寺(光苔、紅葉) | 第一・第二駐車場 |
光前寺のしだれ桜 | 第一・第二駐車場 |
光前寺通りのスイセン | 第三駐車場 |
補足情報・アクセス
住所 長野県駒ケ根市赤穂
アクセス 車 駒ヶ根I.C.より5分
駐車場 あり
料金 なし