園原の曼珠沙華とは
園原の曼珠沙華(そのはらのまんじゅしゃげ)とは、阿智村園原地区にある信濃比叡広拯院の境内や周辺に咲く彼岸花のことです。信濃比叡広拯院が約10年前から植栽を続け、現在は約4,000株になっています。特に「門前屋」の下にある休耕田で多くの彼岸花が咲いており、お地蔵様との共演が人気のスポットとなっています。
信濃比叡廣拯院(しなのひえいこうじょういん)とは、弘仁8年(817年)に天台宗開祖最澄上人が東山道最大の難所といわれていた神坂峠に無料の宿泊所を建てたのが始まりです。ここから比叡山と大変縁の深い地となり、信濃比叡の呼称が全国で唯一許されています。
彼岸花の見頃
9月中旬~10月上旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2023年9月30日 →見頃
園原の曼珠沙華
お地蔵様
気持ちの良い秋晴れの中、園原の曼珠沙華を訪問です。
信濃比叡広拯院の境内や周辺に約4000株が咲くとのこと、その中でも「門前屋」の下にある休耕田が最も多いですよ。道路沿いから階段を下りていくと間近に見られます。
青空の下で咲き誇る4,000株の彼岸花
別名、曼殊沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれる彼岸花、真っ赤に染まる花が美しい。
彼岸花に囲まれるお地蔵様がいい雰囲気ですね。
真っ赤な彼岸花に囲まれるお地蔵様
逆光を浴びた彼岸花が燃えるような赤色に染まります。
休耕田
休耕田の奥側(お地蔵様と反対側)から撮影、青空の下で彼岸花が輝いています。休日の朝8時過ぎと早めの時間帯でしたので、周辺には誰もおらず独り占めできました。
信濃比叡廣拯院
参道
参道沿いにも多くの彼岸花が咲いていますよ。
こちらは伝教大師最澄上人ご尊像です。
千体地蔵の周辺も鮮やかですね。
本堂(根本中堂)
山門を通って信濃比叡廣拯院の本堂(根本中堂)に到着、平穏な日々と健康を祈ります。
信濃比叡広拯院の詳細はこちら↓
周辺観光スポット
岩山の石仏周辺に美しく咲く紅雲寺の彼岸花↓
※車で約35分
嶺岳寺と同じ住職が兼務している法運寺の彼岸花↓
※車で約45分
彼岸花の赤・梅の古木の黒・下草の緑、三色のコントラストが見事な嶺岳寺の彼岸花↓
※車で約55分
駐車場
はゝき木館の前、門前屋の前、最澄像の後側などに駐車場があります。はゝき木館もしくは門前屋の前が目的地に近いのでおすすめです。また、以下マップには記載されていませんが、護摩堂(月見堂)手前にも駐車場があります。
補足情報・アクセス
住所 長野県下伊那郡阿智村智里
アクセス 車 飯田山本I.C.より25分
園原I.C.より5分
※東京方面からは園原で降車不可
駐車場 あり
料金 なし(協力金あり)