保寿寺の石楠花とは
保寿寺の石楠花とは、保寿寺の自然庭園に江戸時代末期から群落する京丸石楠花(きょうまるしゃくなげ)のことで、保寿寺は通称しゃくなげ寺とも呼ばれています。京丸石楠花は南アルプス南部・長野と静岡の県境(山地)で自生し、絶滅危惧種に指定されている花です。このような低地で見られるのは日本唯一で貴重なものです。
保寿寺(ほうじゅうじ)は、飯田市にある臨済宗の寺院で、本尊は馬頭観世音菩薩です。鎌倉時代に建立、竹隠斎瑞億宗慶禅師によって開山されたと伝えられています。
石楠花の見頃
4月下旬~5月上旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2022年5月 2日 →見頃(終盤)
2023年4月23日 →見頃
保寿寺
参道
晴天の素晴らしい日、新緑も美しい保寿寺を訪問です。
参道を上っていくと、色鮮やかなツツジに囲まれた法胎延命地蔵尊がいい雰囲気ですね。
色鮮やかなツツジに囲まれた法胎延命地蔵尊
地蔵尊の前にはお堂もありますよ。
惣門・鐘楼門
室町時代に建てられたとされる惣門(黒門)を通ります。
石段を上っていくと鐘楼門(返照楼)が堂々と構えています。
境内
鐘楼門で拝観料300円を納めて境内に入ります。
標高420mに位置する境内、すべてが自然庭園とのことです。
本堂(華蔵界)に到着、平穏な日々をお祈りします。
石楠花
しゃくなげ寺とも呼ばれる保寿寺の庭園には、ピンク色の京丸石楠花(きょうまるしゃくなげ)が美しく咲いていますよ。
見頃を迎えた石楠花
一部には蕾もありますが、見頃も終盤かと思います。もう少し早く来れればよかった・・・
石楠花を楽しんだ後、鐘楼門を出ると左手に道が続いているので、帰りはこちらへ。苔むした風情を感じさせる道が続きますので、心が落ち着きますね。
石楠花(再訪問)
前回訪問時が見頃終盤だったので再訪問です。
※2023年4月23日撮影
参道沿いに咲く白色の藤が見頃を迎えていて美しいです。甘い香りも漂って気持ちがいい。
庭園の石楠花が見事に咲き誇っています。暖かい日が続いた影響で例年より早めです。
しゃくなげ寺と呼ばれる保寿寺の石楠花
これだけの石楠花が咲く風景が見られるのは貴重ですね。
駐車場
保寿寺には舗装で整備された2箇所の駐車場があります。惣門(黒門)左手に9台、少し手前の左手に13台の駐車ができます。いずれも近い場所ですので、どちらでも大丈夫です。
- 慎重な運転、対向車注意
(保寿寺周辺は道幅が狭い)
補足情報・アクセス
住所 長野県飯田市龍江
アクセス 車 飯田I.C.より20分
飯田山本I.C.より20分
徒歩 JR時又駅より20分
駐車場 あり
料金 拝観料300円