ヘブンスそのはらとは
富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはらは、阿智村にある天空の楽園と呼ばれる場所です。全長2,549m/標高差610mの日本有数のロープウェイでは、片道15分の空中散歩で四季折々の風景を満喫することができる人気の観光スポットです。
富士見台高原(標高1,739m)から始まる紅葉は、山頂・中腹・麓の三段階で染まります。山頂から約1ヵ月にわたって徐々に麓へ降りてくるため、ロープウェイでは高地になるにつれて秋が深まる風景が楽しめます。
また、秋限定の早朝運行「雲海Harbor」も開催されます。雲海の大海原は息をのむ美しさで、さらに南アルプスからのご来光や紅葉も同時に楽しむことができます。
紅葉の見頃
10月中旬~11月中旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※山頂から麓に向かって徐々に見頃を迎える
※訪問実績:2021年10月29日 →見頃
(ロープウェイ区間は色付き~見頃)
ヘブンスそのはら
ロープウェイ(上り)
チケットは4種類ありますが、おすすめは”ロープウェイ・リフト券”です。ロープウェイ往復の他に、山頂で使えるペアリフトや展望台リフトもセットになっています。
山麓駅(標高800m)からロープウェイへ、平日朝8時半は人が少なく独り占め状態です。標高が高くなるにつれて徐々に秋が深まっていく風景が印象的ですね。
山頂駅(標高1,400m)付近では、赤色や黄色の鮮やかな紅葉が見られますよ。ロープウェイ区間の紅葉は、まだまだしばらく楽しめそうです。
鮮やかな紅葉の中を空中散歩
いわなの森
山頂駅の左側にペアリフトがありますが、今回は天空の遊歩道を徒歩で下っていきます。遊歩道の先にはセンターハウスがあり、その奥にはいわなの森が広がっています。
いわなの森は、全国でも数少ない森林セラピーロードとして認定されています。森林セラピーとは、森林の与える癒し効果が科学的に実証された「森林浴効果」のことをいいます。
静かな水面に映る黄金色のカラマツが見事ですね。
水面に映る黄金色のカラマツ
いわなの森遊歩道は1周2.3km(約40分)、時が止まったような空間をゆっくりと散歩できますよ。途中に迂回路もありますので、体力に合わせて早めに戻るのもOKです。
※熊出没注意(目撃情報あり)
湿地帯デッキロード、春には周辺に水芭蕉が群生するようです。
センターハウスからすぐの場所にある池、紅葉がきれいですね。池のほとりにはベンチがありますので、一休みできますよ。
- 歩きやすい運動靴
- 遊歩道が湿っている場合は転倒注意
- 平地の服装より厚着もしくは重ね着できる服を持参
(朝方の日陰は結構寒い)
展望台
リフトに乗って展望台に向かいます。
トレッキング(りんどうコース)も可能で、標高差225mで徒歩50分程度のようです。
展望台(標高1,600m)に到着、南アルプスと紅葉が絶景ですよね。条件が揃えば、この辺り一面に雲海が広がりますよ。
展望台から望む南アルプスと紅葉
展望台周辺の木々も鮮やかに色付いていますね。
ご来光は快晴時が特におすすめ↓
雲海の訪問記事はこちら↓
富士見台高原
富士見台高原(標高1,739m)、長野県と岐阜県の県境に位置しています。展望台から富士見台高原バスに乗るか、体力のある方はトレッキングで行くこともできますよ。
※バス運賃:400円(片道)
山頂からは、北アルプス、南アルプス、中央アルプスなど日本百名山の二十三座が一望できる360°の大パノラマが広がります。
ロープウェイ(下り)
下りのロープウェイ、最後まで絶景を楽しませてくれます。
紅葉の中を進むロープウェイ
山麓駅でハローキティにお別れします。また他の季節にも来てみたいものです。
駐車場
第一駐車場~第七駐車場までの無料駐車場があり、合計1,500台が収容可能です。朝8時半頃、ヘブンスそのはらの目の前にある第一駐車場はまだガラガラでした。ただ、最も近い第一駐車場は人気があるようで、11時頃に戻った際はほぼ満車でした。
日中は混雑が予想されますので、朝早めの時間帯がおすすめです。とはいえ、最も遠い第七駐車場からでも徒歩10分程度、それほど気にしなくても良いかと思います。
ちなみに、第一駐車場が満車になっている時間帯でも、ロープウェイは待ち時間なしでスムーズに動いているようでした。
補足情報・アクセス
住所 長野県下伊那郡阿智村智里
アクセス 車 飯田山本I.C.より25分
園原I.C.より5分
※東京方面からは園原で降車不可
駐車場 あり
料金 3,200円(ロープウェイ・リフト券)