常福寺の福寿草とは
常福寺の福寿草(じょうふくじのふくじゅそう)とは、伊那市にある常福寺周辺に群生する小さな黄色の花です。境内東裏の土手、北側にある御山(みやま)への登り口など周辺の至る所で花を咲かせるため、常福寺は福寿草の名所としても知られます。
常福寺は曹洞宗の寺院で、本尊は華厳釈迦牟尼仏です。本堂には後醍醐天皇の皇子である宗良親王と伝えられる木像(伊那市有形文化財)が安置されています。また、境内に咲く福寿草(2~3月)の他にも、桜(4月)や牡丹(5月)なども楽しめます。
福寿草の見頃
2月下旬~3月中旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2022年3月5日 →見頃
2023年3月4日 →見頃
常福寺の福寿草
福寿草
常福寺周辺の至る所に福寿草が咲いています。
福寿草はキンポウゲ科の多年草で、古くから福を招き・長寿を意味する植物としても知られています。名前からも想像できますよね。また、旧暦の正月(2月頃)に花が咲き出すことから、元日草と呼ばれることもあるようです。
春の訪れを感じさせるかわいらしい花です。
咲き始めの福寿草
最近は暖かい日が続いていますが、日陰にはまだ雪が残ります。そんな雪の中でも頑張って花を咲かせる姿は美しいですよね。
雪の中から顔を出す一輪の福寿草
常福寺
駐車場から常福寺に向かいます。すぐ近くですが、山門までの道中はちょうど工事中・・・
山門を通り抜けると目の前に現れる枝垂れ桜、樹齢120年といわれる大きな桜の木です。桜満開の春が待ち遠しいですね。
参道沿いの石仏が静かに見守ってくれていますよ。
本堂に到着、平穏な日々と健康をお祈りします。
本堂裏の福寿草
2022年訪問時は境内手前の福寿草で満足してしまい・・・改めて訪問です。本堂裏側の土手には多くの福寿草が咲いています。なかなか見応えがありますよ。
※2023年3月4日撮影
一面に広がる福寿草
3~4人のカメラマンが夢中になって撮影していました。可憐な小さな花に癒されますね。
駐車場
国道152号から常福寺方向に続く道沿いに駐車場があります。舗装で整備されており、15台ほど駐車できる広さの場所で、常福寺まで徒歩1分です。また、こちらの駐車場の少し上にも駐車スペースがありますので、特に心配はいらないかと思います。
補足情報・アクセス
住所 長野県伊那市長谷溝口
アクセス 車 伊那I.C.より35分
諏訪I.C.より50分
駐車場 あり
料金 なし