嶺岳寺の彼岸花とは
嶺岳寺の彼岸花(れいがくじのひがんばな)とは、天正17年(1589年)に開基された松川町にある嶺岳寺の境内に約5万株が咲く彼岸花の名所です。住職の方が40年ほど前から境内に自生していた彼岸花を株分けするなど大切に育てているようです。
別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれる彼岸花、通常は鮮やかな赤色ですが、こちらでは珍しい白色の花も見られます。
毎年、秋の風情を漂わせる境内に多くの観光客が集まります。
彼岸花の見頃
9月中旬~下旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2021年9月25日 →見頃(終盤)
嶺岳寺の彼岸花
参道
福与保育園臨時駐車場から徒歩3分で到着です。
山門
山門周辺の彼岸花も見頃を迎えています。
参道沿いの彼岸花と山門
赤色の中に咲く一輪の白色の彼岸花もいいですね。
梵鐘
立派な梵鐘があり、彼岸花にちなんで「彼岸(悲願)の鐘」と命名されています。
梵鐘は、文化2年(1805年)に造られましたが、その後、太平洋戦争の兵器資材として提供したとのことです。それから200年後の平成17年(2005年)、戦争のない平和を願う悲願の鐘として再建されました。
境内
今年は例年より一週間早く咲いたようです。
斜面に咲く彼岸花の赤・梅の古木の黒・下草の緑、三色のコントラストが見事です。
(空の青まで加えると四色のコントラスト!)
彼岸花の赤・梅の古木の黒・下草の緑
彼岸花の真っ赤な絨毯の中に石仏が埋まってしまいそうですね。
真っ赤な絨毯の中の石仏
坂道を上っていくと標高512mの展望台に到着です。松川町を一望できますよ。
岩窟地蔵尊です。残念ながら彼岸花は見頃を終えています・・・
早めに咲いた彼岸花は色褪せており、見頃も終盤を迎えています。それでも、一面に咲き誇る真紅の彼岸花は美しいですよね。
周辺観光スポット
嶺岳寺と同じ住職が兼務している法運寺の彼岸花↓
※車で約20分
岩山の石仏周辺に美しく咲く紅雲寺の彼岸花↓
※車で約35分
お地蔵様との共演が人気の園原の曼珠沙華↓
※車で約55分
駐車場
嶺岳寺境内
県道18号沿い、嶺岳寺への坂道を上って左折した場所(梵鐘の手前)に駐車スペースがあります。2~3台程度は停められますが、狭い場所になりますので、下記で紹介する福与保育園臨時駐車場の方がおすすめです。
福与保育園臨時駐車場
県道18号沿い、嶺岳寺の手前にある福与保育園が臨時駐車場となっています。福与保育園前の信号機から入ることができ、20台程度は停められそうです。嶺岳寺までは徒歩3分ですので、こちらの駐車場をおすすめします。
※駐車可能時間:9時~15時
補足情報・アクセス
住所 長野県下伊那郡松川町生田
アクセス 車 松川I.C.より15分
徒歩 JR伊那大島駅より45分
駐車場 あり
料金 なし