麻績の里 舞台桜とは
麻績の里 舞台桜(おみのさと ぶたいざくら)とは、県宝に指定されている旧座光寺麻績学校校舎の前に植えられている桜です。この校舎は明治6年(1875年)の木造建築物で長野県内最古、また県内最大の歌舞伎舞台が併設されています。桜の名称は校舎にちなんで命名されたようです。
舞台桜は、花びらの数が花ごとに異なるため(5枚~10枚)、半八重枝垂れ紅彼岸桜と呼ばれています。「半八重」と「枝垂れ」という二重の突然変異が起こっており、財団法人「日本花の会」により新品種と判定されている日本唯一の貴重な桜です。飯田下伊那地区で人気の高い桜のひとつです。
樹齢350年、幹周4m、樹高12mで、飯田市の天然記念物に指定されています。
桜の見頃
4月上旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2019年4月 7日 →満開
2021年3月29日 →満開
2022年4月 4日 →5分咲き~満開
2024年4月 7日 →満開
桜の開花情報はこちら↓
https://www.city.iida.lg.jp/site/sakurasaku/
桜満開
麻績の里 舞台桜
麻績の里 舞台桜、非常に人気のある桜スポットとなりますので、やはり人が多いです。
石段の上に飯田市の天然記念物の見事な桜が見えますよ。
樹齢350年、幹や枝がその歴史を感じさせます。
5分咲き~満開くらいでしょうか。まだ蕾もありますので、あと1~2日後がベストかと。
県宝の旧座光寺麻績学校校舎を背景にして、濃いピンク色に染まる桜がいいですね。
麻績の里舞台桜と旧座光寺麻績学校校舎
半八重枝垂れ紅彼岸桜と呼ばれる品種で、平成16年(2004年)に約500花を調査した結果、5弁花:15%、6弁花:33%、7弁花:25%、8弁花:19%、9弁花:7%、10弁花:1%の出現率だったようです。もし、10弁花を見ることができたらラッキーですね。
ちなみに満開になるとこんな感じです。
※2024年4月7日撮影
やはり満開の休日は混雑しますね・・・
麻績の里 石塚桜
舞台桜へ続く石段の手前(下)を左手に100mほど進むと、麻績の里 石塚桜(おみのさと いしづかざくら)があります。横穴式石室を持つ円墳で、築造年代は6世紀後半といわれている「石塚1号古墳」の上に植えられています。
樹齢250年、幹周3m、樹高15mの枝垂れ桜で、古墳を守るかように静かに咲き誇る姿は、とても美しいです!
古墳を守るように咲き誇る麻績の里石塚桜
青い空に桜の薄いピンク色がきれいですね。
舞台桜に負けず劣らず立派な佇まいです。舞台桜は人が多く混み合いますが、こちらは人が少なめなのでオススメです。
ライトアップ
ライトアップされた麻績の里の桜は見事ですね。こちらは2021年訪問時の写真です。
平日夜にも関わらず20人以上が集まる人気スポット!昼間とは違って幻想的です。
真っ暗な夜に輝く麻績の里舞台桜
ピンク色の花びらが降り注いでいますね。
おぼろ月夜の石塚桜!
街から少し離れたこの場所にひっそりと咲いています。
おぼろ月夜の麻績の里石塚桜
周辺観光スポット
様々な品種の桜が境内を染める元善光寺↓
※徒歩で約5分
石段の両脇に植えられた樹齢120~150年のヤマザクラなど約40本が美しい飯沼石段桜↓
※車で約5分
駐車場
飯田I.C.方面から県道229号を走り、線路を渡ってすぐのT字路を左折して少し進むと左手に駐車場があります。松川I.C.方面から来る場合は、南信州フルーツラインを走り、途中で座光寺小学校方面に左折、さらに次のT字路を右手に下ります。そのまま道なりに走り、突き当りを右折して少し進むと正面に駐車場が見えます。
桜満開のシーズンは混雑しますので、駐車場に停められないこともあるかもしれません。その場合は、すぐ近くにある元善光寺の駐車場を使用するのもよいと思います。徒歩5分程度ですので、元善光寺とセットで桜を見ることができますよ。
補足情報・アクセス
住所 長野県飯田市座光寺
アクセス 車 座光寺スマートI.C.より5分
飯田I.C.より15分
松川I.C.より20分
徒歩 JR元善光寺駅より15分
駐車場 あり
料金 なし