元飯田城の桜丸御門が構える「経蔵寺」

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経蔵寺とは

法輪山経蔵寺(きょうぞうじ)は、元和3年(1617年)に寿量院日泉が開基したと伝えられています。山門は桃山時代末期に建てられた元飯田城の桜丸御門です。宝暦4年(1754年)に赤門が建立されると、家老安冨氏の屋敷門となり、さらに何度か移築を繰り返し大正3年(1914年)に経蔵寺の山門に落ち着きました。

桃山時代の特色を持つ貴重な建造物で、国の重要美術品に認定されています。また、飯田市有形文化財にも指定されています。

 

経蔵寺

山門

元々は飯田城の桜丸の門(桜丸御門)であった山門です。歴史を感じますよね。

経蔵寺_山門

飯田城桜丸の門として建立された山門

境内

境内はとても落ち着いていて良い感じです。

経蔵寺_境内

こちらも良い雰囲気を出しています。

経蔵寺_境内

本堂

本堂は、木造平屋建てで銅板葺の入母屋です。日蓮聖人奠定の大曼荼羅が祀られています。

経蔵寺_本堂

 

経蔵寺の桜

山門右側にエドヒガンザクラ、左側と本堂前にはシダレザクラがあります。樹齢200~250年といわれる古木です。桜の季節が来るのが楽しみです。

経蔵寺_経蔵寺の桜

 

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経蔵寺の桜_山門
桜丸御門の横で咲き誇る「経蔵寺の桜」元飯田城の桜丸御門であった山門(国の重要美術品)横に咲く経蔵寺の桜。山門右側にエドヒガンザクラ、左側と本堂前にはシダレザクラがあり、春には樹齢200~250年とされる古木が見事に咲き誇る。...

 

桜丸御門(赤門)

桜丸御門(通称:赤門)は経蔵寺にあるものではないのですが、関連があるので簡単に紹介しておきます。

飯田城の桜丸の正門で、弁柄で赤く塗られていることから赤門と呼ばれています。江戸時代、飯田藩主堀家9代親長の時代に再建された建物で、宝暦3年(1753年)に工事が始まり、宝暦4年(1754年)に完成しました。それまであった門は、家老安富家に移築され、後に経蔵寺に移築されています。
※住所:長野県飯田市追手町(経蔵寺から車で5分)

桜丸御門(赤門)

ということで、本記事で紹介した経蔵寺の山門は、元々はこちらにあったようです。

 

駐車場

飯田I.C.から国道153号を走り、別府の交差点を左折、続いて城東東の交差点を右折します(松川I.C.方面からは高屋の交差点を右折)。そのまま道なりに進み、御殿山下の交差点を左折(松川I.C方面からは右折)して少し進むと左手に砂利駐車場があります。

 

補足情報・アクセス

住所   長野県飯田市上郷別府

アクセス 車  飯田I.C.より15分
        松川I.C.より25分
     徒歩 JR伊那上郷駅より20分
        JR下山村駅より20分

駐車場  あり

料金   なし

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