極楽峠とは
極楽峠(ごくらくとうげ)とは、標高1,283m、下條山脈の頂上で旧浪合村との境にある峠です。東山道の脇道のひとつで、当時は下條方面と東海地方を結ぶ要路だったようです。明治時代に西国三十三所巡りにならってつくられた極楽峠三十三観音を巡る旧道は、全長約4kmのトレッキングコースとなっています。
極楽峠の途中、標高994mの場所には極楽峠パノラマパークがあります。中央アルプスや南アルプス、飯田下伊那地区を一望できる自然豊かな絶景スポットです。付近には、白樺やブナの林が茂っており、長野の自然100選にも選定されています。
条件が揃えば早朝には雲海が、夜には満点の星や夜景を眺めることができます。3月~10月は天の川が見られ、特に7月~8月の21時~24時頃には美しく輝きます。
極楽峠
三十三観音巡り
極楽峠三十三観音を巡る全長約4kmのトレッキングコース(ウォーキングコース)、自治体のHPによると上り2時間、下り1.5時間との情報です。
まずは一番観音(如意輪観世音菩薩)です。
極楽峠三十三観音・一番観音
道中は山道ですので、それなりの装備が必須です。坂道が続くと体力を消耗しますね・・・
今回は運動用の服や靴ではないため、一部区間を上っただけで、あとは車で移動しました。
こちらは十一番観音(準堤観音菩薩)です。
- 歩きやすい運動靴
(登山靴や雨具などの装備も検討) - 平地の服装より厚着もしくは重ね着できる服を持参
- 軽食、水分を持参(夏は脱水症状に注意)
極楽峠パノラマパーク
極楽峠パノラマパークの入口に到着です。
手前の駐車場から坂道を歩いて上っていきます。
坂道を上りきると、目の前に絶景が広がります。天気が良い日に行くのがおすすめです!
極楽峠パノラマパークからの眺望
中央アルプスや南アルプス、飯田下伊那地区が一望できます。3000m級の山が連なり、案内板で名前を見ながら楽しめますね。
ベンチやテーブルがありますので、ここに座って一休みするのも良いかと思います。この開放的な空間の中で食事をすれば、とても気持ちが良さそうです。
東屋もありますので、のんびりできますよ。
周辺観光スポット
夏と秋に白い絨毯が広がる下條村そば畑↓
駐車場
三十三観音巡りをする方は、一番観音の手前にあるスペースに駐車できます。
極楽峠パノラマパークに行く方は、一番観音の場所から坂道をしばらく上っていきます。”11~33観音”の看板から少し上ったところ、”極楽峠パノラマパーク”の看板がある手前に駐車場があります。坂道の上まで車で行くこともできますが、駐車場はありませんので、ご注意ください。
- 慎重な運転、対向車注意
(山道、道幅狭い、落石)
補足情報・アクセス
住所 長野県下伊那郡下條村睦沢
アクセス 車 飯田山本I.C.より30分
園原I.C.より35分
駐車場 あり
料金 なし