大王わさび農場とは
大王わさび農場(だいおうわさびのうじょう)とは、北アルプスからの豊かな湧水(12万t/日)に恵まれた安曇野市に広がる日本一のわさび農場です。農場創設者の深澤勇市が大正6年(1917年)から開拓に着手し、昭和10年(1935年)に完成、現在では面積15haの広大な農場となりました。
四季折々の風景を楽しむことができる農場内の散策は無料で、レストランやフードコート、お土産店なども併設されていることから、県内外から年間約110万人が訪れる人気の観光スポットとなっています。
大王わさび農場
水車小屋
過ごしやすい気候となった昼過ぎ、大王わさび農場を訪問です。
入口手前に魏石鬼八面大王が立ちます。苦しんでいた地元住民を守るため、坂上田村麻呂が率いる軍と戦い続けた安曇野の雄です。
正面入口からわさび農場へ。
こちらは水車小屋、世界的に有名な映画監督・黒澤明氏が「水車のある村」の舞台として選んだ風景が大切に守られています。
新緑の木々に囲まれる水車小屋
わさび畑
北畑の中にある夢のかけ橋を渡ります。
北アルプスの眺望もいいですね。直射日光を避けるためにわさび畑は寒冷紗(黒色のネット)で覆われています・・・一面に広がるわさび畑が見られず残念。。
寒冷紗の下はこんな感じになっています。北アルプスに降った雪が伏流水となって農場の様々な場所から湧き出しているとのことです。湧水の水温は夏14.5℃/冬13℃であり年間を通してほぼ一定、この中で育つわさびが生き生きしてますよね。
湧水の中で育つわさび
遊歩道沿いにはわさびのオブジェが!
大王畑では鯉のぼりが元気よく泳いでいます。こちらも寒冷紗で覆われていてわさび畑が見えず・・・寒冷紗で覆われるのは4月下旬~10月中旬のようです。日本一のわさび農場ともいわれるわさび畑が一面に広がる春にまた来たいですね。
わさび畑と鯉のぼり
湧水は安曇野わさび田湧水群として名水百選に選定されています。
八面大王
八面大王が祀られている大王神社でお参りします。
少し離れた場所には大王窟や開運洞もありますよ。
こちらは「大王わさび農場を見守る”太陽”を表現したい」という念願のもとでつくられた八面大王の見張台です。
見晴台の上には大きな荒彫り石(白みかげ石)があります。
こちらは伊勢神宮山葵御料圃です。毎年、わさびが伊勢神宮に奉納されているようです。
天気の良い週末でしたので、多くの方々がわさび農場の散策や食事を楽しんでいました。また、自分自身ものんびり散歩することができました。
周辺観光スポット
色とりどりの花菖蒲が美しく咲き誇るあやめ公園・龍門渕公園↓
※車で約15分
四季折々の風景や花が楽しめるアルプスあづみの公園↓
※車で約20分
江戸時代初期に造られた庭園で奥深さを感じさせる山口家庭園↓
※車で約20分
駐車場
大王わさび農場には第一駐車場と第二駐車場があり、合計で約350台の駐車が可能です。休日12時頃に訪問した際、第一駐車場はほぼ満車、第二駐車場はまだ空きがありました。観光客は多いものの駐車場が広いため困ることはないかと思います。
補足情報・アクセス
住所 長野県安曇野市穂高
アクセス 車 安曇野I.C.より10分
筑北スマートI.C.より25分
駐車場 あり
料金 なし