長円寺とは
長円寺(ちょうえんじ)とは、茅野市にある真言宗の寺院で、江戸時代初期の慶安2年(1649年)に開山されました。初代住職は武田信玄の弟の甥・武田慶尊法印であり、諏訪藩主ゆかりの寺院でもあります。本尊は金剛界大日如来で、長圓寺とも記載されます。
また、紅葉の名所としても知られており、11月上旬には樹齢300年といわれる杉並木参道沿いの一行寺楓(いちぎょうじかえで)が真っ赤に染まります。紅葉が見頃を迎える期間には、諏訪紅葉三山めぐりやライトアップも開催され多くの観光客が訪れます。
紅葉の見頃
10月下旬~11月上旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2023年11月3日 →見頃
長円寺
杉並木参道
20℃を大幅に超える陽気となった休日、長円寺を訪問です。
樹齢300年といわれる杉並木参道沿いが鮮やかな赤色に染まります。一部に緑色が残っていますので、もう数日後がピークになりそうです。
鮮やかな赤色に染まる杉並木参道
燃えるような赤色で杉並木を染める楓が印象的ですね。
百体観音
茅野市の有形文化財に指定される長円寺の石佛、紅葉と百体観音の共演が美しいですよ。
参道沿いの雰囲気も気持ちがいいです。
山門~本堂
山門(鐘楼門)の横に立つイチョウも見頃で、青空の下で赤色や黄色の紅葉が映えます。山門には鐘楼への階段があり、こちらからの眺望もなかなか良いです。
茅野市の天然記念物に指定される長円寺のセンダンバノボダイジュが鮮やかな黄色に染まっていますね。樹齢170~180年の貴重な樹木とのことです。
長円寺のセンダンバノボダイジュ
本堂に到着、平穏な日々と健康を祈ります。
一行寺楓
杉並木参道沿いにある楓は一行寺楓という品種で、約100年前に植えられたそうです。
真っ赤に染まる風景は美しすぎますよね。
真っ赤に染まる一行寺楓
紅葉が見頃を迎えた三連休ということもあり、2台の観光バスが訪れるなど多くの観光客で賑わっていました。穴場のような場所ですが、とても人気がある紅葉スポットです。
諏訪紅葉三山めぐり
「お殿様が愛した諏訪紅葉三山めぐり」も開催されています。江戸時代に諏訪高島藩主として諏訪地域を治めた諏訪家、藩主が参詣した三薬師としてゆかりの仏法紹隆寺・温泉寺・長円寺の紅葉をめぐる旅もおすすめです。
諏訪市の天然記念物に指定され、青空に鮮やかな黄色が映える仏法寺のイチョウ↓
※車で約25分
赤色や黄色に美しく染まる庭園が風情を感じさせる温泉寺↓
※車で約30分
周辺観光スポット
色とりどりの紅葉が湖畔を鮮やかに染める蓼科湖↓
※車で約25分
紅葉の名所としても知られ、様々な滝や渓流と美しい紅葉との共演が見事な横谷渓谷↓
※車で約30分
御射鹿池など蓼科エリア・立科エリアには紅葉スポットが満載↓
駐車場
長円寺には第一駐車場(参道左側)と第二駐車場(道を挟んだ反対側の田畑の一角)の2箇所があります。第一駐車場には10台程度、第二駐車場には30台弱の駐車が可能です。
休日12時半頃の訪問でしたが、第一駐車場は観光バス2台で満車、第二駐車場もほぼ満車の状態でしたが、何とかギリギリ駐車することができました。紅葉が見頃を迎える時期には係員の方が配置されているようですので、案内に従って進めば大丈夫です。
補足情報・アクセス
住所 長野県茅野市玉川穴山
アクセス 車 諏訪南I.C.より15分
諏訪I.C.より20分
駐車場 あり
料金 なし