安布知神社とは
安布知神社(あふちじんじゃ)は、阿智村駒場にある神社です。社伝によると仁徳天皇56年(368年)に地主神が明灯山に夜光となって現れ、そのお告げにより山の枯木の元から掘り出した八花鏡を霊代として祠を建てて祀ったのが創建と伝えられています。
天正元年(1573年)に領主・小笠原信貴が近江国三井寺より新羅明神を勧進して現在の地に社殿を造営したといわれています。現在の本殿は寛文11年(1671年)に再建されたもので、拝殿は延宝3年(1675年)に建立されました。この安布知神社本殿及び拝殿は県宝に、境内に立つヒイラギとサカキは阿智村の天然記念物に指定されています。
また、同じ御祭神である阿智神社とは古くから密接な関係にあり、長野市の戸隠神社とも因縁が深いとのことです。
安布知神社
参道
数年に一度の大寒波が過ぎ去った週末、安布知神社を訪問です。
想像以上に雪が積もっていますが・・・空気が澄んでいる冬の青空はとても美しいですね。
雪に覆われた参道、まだ誰の足跡もありません。あるとすれば動物の足跡くらいかと。
参道左側にある慰霊碑です。
石段手前の手水舎、龍の口からでる水が凍っていますね。水は透明でキラキラしてますよ。
本殿・拝殿
石段途中の両脇には狛犬が構えています。犬というよりも猿のような風貌ですよね。
拝殿に到着、平穏な日々と健康を祈ります。
拝殿の右側に続く参道には、石碑や境内社が並んでいますよ。
安布知神社本殿及び拝殿は県宝に指定されています。
本殿は三間社流造・こけら葺きで、内陣の間口5.4m・奥行2.4mは飯伊地域でも大規模な社殿に属します。また、入母屋造妻入りの拝殿内部には、格天井で格間には彩色画が描かれていたようですが、現在はほとんどが色褪せてしまったとのことです。
県宝に指定される安布知神社の本殿・拝殿
ヒイラギ
拝殿の左側にある樹齢300年の安布知神社のひいらぎ、阿智村の天然記念物に指定されています。樹高5m、枝張りは東西8.7m・南7.2mで、雄のヒイラギとしては村内最大です。
樹齢300年・安布知神社のひいらぎ
サカキ
拝殿の右側(境内社の横)にある樹齢150年の安布知神社のさかき、こちらも阿智村の天然記念物に指定されています。樹高11m、枝張りは東西8m・南北6.6mで、村内最大とのことです。なかなか見ない大きさですね。
周辺観光スポット
同じ御祭神で古くから密接な関係にある阿智神社↓
※車で約10分
駐車場
安布知神社の鳥居左側の道を上って、突き当りを左に曲がった先の右手に駐車場があり、6~7台の駐車ができます。訪問時は既に4台が駐車していましたが、境内には誰もおらず・・・神社関係の方が停めているのかもしれません。
- 慎重な運転、対向車注意
(安布知神社付近は道幅が狭い)
補足情報・アクセス
住所 長野県下伊那郡阿智村駒場
アクセス 車 飯田山本I.C.より10分
園原I.C.より15分
駐車場 あり
料金 なし