山寺の白山社八幡社合殿のケヤキとは
山寺の白山社八幡社合殿のケヤキ(やまでらのはくさんしゃはちまんしゃごうでんのけやき)は、樹齢800年、幹周9.8m、樹高22mで伊那市の天然記念物に指定されています。ケヤキの中では長野県天然記念物に指定される「木下のケヤキ」に次ぐ巨木です。
こちらのケヤキは昭和27年(1952年)の居久根館の火災、昭和57年(1982年)の台風、さらに落雷や花火などで度々損傷しましたが、近年は樹勢が復活してきているようです。また、長野県の無形民俗文化財である山寺のやきもち踊りは、TV番組の「ナニコレ珍百景」でも取り上げられ、このケヤキの下で270年間も大切に継承されてきています。
山寺の白山社八幡社合殿のケヤキ
白山社八幡社合殿
朝晩は冷え込む日が続く年末の晴れの日、山寺の白山社八幡社合殿のケヤキを訪問です。
神社自体は小さめで、住宅街と学校の間にあります。
鳥居の先に現れる拝殿と御神木のケヤキが見事ですね。
白山社八幡社合殿と御神木
拝殿の両脇には境内社が並んでいます。
御神木
伊那市の天然記念物に指定される山寺の白山社八幡社合殿のケヤキが青空に向かって力強く立っていますよ。樹齢800年、幹周9.8m、樹高22mの巨木です。
山寺の白山社八幡社合殿のケヤキ
幹に大きなコブがたくさんあるのが特徴的で、長い年月の流れを感じさせます。また、火災や台風・落雷など様々な困難により損傷した姿も見られますが、それらを乗り越えてきた生命力の強さが魅力的ですよね。
長野県の無形民俗文化財である山寺のやきもち踊りは、このケヤキの下で270年間も継承されています。酒盛りと踊り(前踊り→中踊り→後躍り)を繰り返し、後躍りが終わって最後に境内に残った人が「厄病にかかる」という言い伝えがあり、我先に境内から逃げ出す豊作・厄除けの行事は毎年4月中旬に行われています。
周辺観光スポット
長野県の天然記念物で樹齢1000年の木下のケヤキ↓
※車で約15分
長野県の天然記念物で樹齢1000年の前平のサワラ↓
※車で約20分
駐車場
残念ながら周辺に駐車場はありませんでした。周辺にあるお店で買い物をしたついでに徒歩で立ち寄るしかないかと思います。
補足情報・アクセス
住所 長野県伊那市山寺
アクセス 車 伊那I.C.より10分
小黒川スマートI.C.より10分
徒歩 JR伊那北駅より10分
駐車場 なし
料金 なし