小野神社とは
小野神社(おのじんじゃ)とは、信濃国二之宮としても知られる塩尻市に鎮座する神社です。創建年代は不明ですが長い歴史があるとされ、本殿など4棟が江戸時代前期の貴重な建造物として県宝に指定、梵鐘は永禄7年(1564年)に武田勝頼が戦勝祈願に寄進したもので塩尻市の有形文化財に指定されています。矢彦小野神社社叢は長野県の天然記念物です。
また、神社境内を覆う社叢で隣接する辰野町の矢彦神社は、かつては一つの神社であったと伝えられています。両神社ともに旧社格では県社となります。
小野神社
鳥居
台風接近中の影響で雲多めの晴れの日、小野神社を訪問です。
国道153号沿いから鳥居をくぐって境内に入っていきます。
神楽殿
境内右側には小野神社庭園が広がります。
約1200坪の大きさの池泉廻遊式庭園、池と周辺の木々・石組などが美しいですよね。
長野県天然記念物の社叢に広がる庭園
こちらは御柱祭で建てられた一之柱、神域の四隅に一之柱~四之柱が建っています。
小野神社の御柱祭は7年に1度(卯の年、酉の年)行われており、これは全国的にも有名な諏訪大社の御柱祭の翌年となります。
一之柱の奥には神楽殿があります。周辺の雰囲気がいいですね。
夫婦杉・神鉾社
境内左側にある夫婦杉、2本の杉が寄り添っていますよ。
夫婦杉の近くには神鉾社があります。「おぼこさま」とも呼ばれているようです。
社殿
立派な注連縄が飾られる拝殿、平穏な日々と健康を祈ります。
立派な注連縄が飾られる拝殿
県宝に指定される八幡宮本殿(右)・本殿(中央)・副本殿(左)・勅使殿(手前)、本殿は一間社流れ造り、勅使殿は御門屋造りで寛文12年(1672年)に造営されたとのこと。
県宝の八幡宮本殿・本殿・副本殿・勅使殿
巨木
長野県の天然記念物に指定される矢彦小野神社社叢、その中に立つヒノキの巨木です。
こちらはカツラの巨木です。歴史ある神社に立つ2本の巨木、いずれも見事ですね。
周辺観光スポット
神社境内を覆う社叢で隣接する矢彦神社↓
※徒歩で約1分
駐車場
小野神社の北東側(国道153号から神社横の細い道に入った場所)に駐車スペースがあり、10台程度は駐車できます。休日10時半頃の訪問でしたが、駐車している車は2~3台程度で、特に混雑することはなさそうです。
補足情報・アクセス
住所 長野県塩尻市北小野
アクセス 車 塩尻I.C.より15分
岡谷I.C.より20分
伊北I.C.より20分
徒歩 JR下小野駅より15分
駐車場 あり
料金 なし