馬籠宿・妻籠宿とは
馬籠宿・妻籠宿は、江戸と京都を結ぶ中山道の宿場町で、江戸時代の宿場の面影を残す美しく風情ある町並みが魅力です。
妻籠宿は、中山道六十九次(中山道に設けられた69を数える宿場の総称)の中で42番目です。全国で初めて古い町並みを保存した宿場町で、昭和51年(1976年)には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
馬籠宿は、中山道六十九次の中で43番目です。かつては馬籠宿も長野県の一部でしたが、平成17年(2005年)の越県合併により岐阜県中津川市になりました。小説『夜明け前』で有名な島崎藤村の出身地でもあります。
中山道とは、江戸時代の五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)のひとつで、木曽を通ることから木曽路とも呼ばれています。中山道の中でも馬籠宿と妻籠宿の間は、旧中山道信濃路自然遊歩道として整備されています。全長約9km、四季折々の美しい景色を見ながらハイキングを楽しめます。
旧中山道ハイキング
妻籠宿
妻籠宿の中央駐車場から徒歩数分のところにあります。
※写真は2019年訪問時のもの
妻籠宿(つまごじゅく)、風情がある美しい町並みですね。
風情ある町並みの妻籠宿
妻籠宿中心部から少し離れたところに佇む藁馬(わら馬)、いい雰囲気を出しています。
男滝・女滝
妻籠宿から馬籠宿に向かう旧中山道の途中にある、男滝(おだき)・女滝(めだき)。滝壺に金の鶏が舞い込んだという伝説があります。また、小説『宮本武蔵』の中では、武蔵とお通の恋物語の舞台にもなっています。
まずは、落差10mの男滝です。滝口から勢いよく水が流れ落ちて、水しぶきが美しい!
続いて、すぐ近くにある女滝に向かいます。
男滝と比べると、女滝は女性っぽいスマートな感じですね。落差12mの滝です。
旧中山道
旧中山道を馬籠宿に向かって歩いていきます。
新緑が美しい季節、木漏れ日もいいですね。
山道ではありますが、遊歩道として整備されていますので気持ちよく歩けますよ。とにかく、歩きやすい靴がおすすめです。
馬籠宿の一番上に位置する展望台です。恵那山など目の前には大自然が広がっています。
- 歩きやすい運動靴
(山道、坂道、階段などあり)
馬籠宿
展望台から下ったすぐのところです。
馬籠宿(まごめじゅく)、歴史を感じる建物がお出迎えです。
石畳が敷かれた坂に沿う宿場町、きれいな町並みです。
妻籠宿と比べると、お食事処やお土産屋などが多く、観光地のような印象ですね。
石畳が敷かれた坂に沿う馬籠宿
今回は、妻籠宿~馬籠宿を約5時間で往復しました。とてもいい運動になりましたね。
一般的には、馬籠宿から妻籠宿へハイキングをする方が楽だといわれています。また、バスも運行されていますので、帰りはバスを利用するのも良いかと思います。
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駐車場
妻籠宿
妻籠宿には、中央駐車場、第1駐車場~第3駐車場があります。第1駐車場はバス専用ですので、車でお越しの方は第1駐車場以外をご利用ください。
※駐車料金:500円/日
今回は中央駐車場を利用しました。お昼頃の訪問でしたが、それほど車は多くなかったです。第3駐車場は少し離れていますので、中央駐車場か第2駐車場がおすすめです。
馬籠宿
馬籠宿には、下側入口付近にA-1、A-2、島田公園駐車場があり、上側入口付近にB-1、B-2、B-4、B-5駐車場があります。B-3駐車場はバス専用となりますのでご注意ください。
※駐車料金:無料
下側入口付近のA-1もしくはA-2駐車場がおすすめです。馬籠宿への行きは上り坂ですが、帰りが下りになるため楽です。島田公園駐車場は少し離れていますので、おすすめした2箇所の駐車場が満車の場合に検討すれば良いかと思います。
補足情報・アクセス
住所 長野県木曽郡南木曽町吾妻
アクセス 車 中津川I.C.より35分
飯田山本I.C.より45分
徒歩 JR南木曽駅より50分
駐車場 あり(有料)
料金 駐車場 500円/日