霧ヶ峰高原とは
霧ヶ峰高原(きりがみねこうげん)とは、車山から鷲ヶ峰にかけて緩やかな起伏が続く広大な高原で、車山から噴出した溶岩でできた場所です。日本百名山にも選定されており、日本アルプスや八ヶ岳連峰、富士山などが一望できる全国屈指の高原には多くの観光客が訪れます。また、レンゲツツジ(6月)、ニッコウキスゲ(7月)、マツムシソウ(8月)などが高原を鮮やかに染め、高山植物の宝庫としても知られています。
さらに、霧ヶ峰高原の一帯には上昇気流が発生しており、グライダーの飛行に適していることから、日本のグライダーの発祥の地であるとも言われています。
霧ヶ峰高原
ハイキング(トレッキング)
気温が上がって猛暑日となった週末、霧ヶ峰高原を訪問です。
霧ヶ峰自然保護センターから信濃路遊歩道を歩いていきます。車山肩まで約2.6km、一周まわると約5.2kmとなります。
霧ヶ峰自然保護センターから約15分、八ヶ岳連峰や富士山のシルエットが美しいですね。
霧ヶ峰から望む八ヶ岳連峰・富士山
振り返るとビーナスの丘に咲くニッコウキスゲが鮮やかです。
霧ヶ峰自然保護センターから約40分、車山肩に到着です。
車山肩からUターンしてビーナスの丘周辺へ、車山山頂が見えますが今回は行かず・・・
青空の下に広がる車山山頂
そよ風が吹き抜ける高原は気持ちがいいですね。
ゴマ石山を通過して行きます。
霧ヶ峰自然保護センターから約75分、樹業に到着です。この辺りは採草や放牧の影響が少なかったこと、また適度な水分があるため小さな林(樹業)ができたようです。
水神社でお参りして行きます。こちらには岩の上に張り付いた御神木があり、諏訪の御柱と同じように御柱があるようです。もう少し先がありますが、これでほぼ一周。休日のため多くの方々がハイキングを楽しんでいました。特にニッコウキスゲは大人気です。
高山植物
霧ヶ峰高原は高山植物の宝庫としても知られています。こちらはカラマツソウですね。
ウツボグサが草の間にひっそりと咲いていますよ。
忘れ路の丘
忘れ路の丘にはグライダー滑走路があります。青空に向かって飛び立つグライダーは気持ちがいいですね。霧ヶ峰は日本のグライダーの発祥の地とも言われています。
グライダー滑走路の先には霧鐘塔がありますよ。頻繁に発生する霧に対して、道に迷うことがないよう方角を音で知らせる設備として昭和34年(1959年)に建てられました。現在では霧ヶ峰のシンボル的な存在として親しまれています。
霧ヶ峰のシンボルでもある霧鐘塔
- 歩きやすい運動靴
(登山靴や雨具などの装備も検討) - 平地の服装より厚着もしくは重ね着できる服を持参
- 軽食、飲料水を持参(脱水症状に注意)
ニッコウキスゲの黄色の絨毯が広がる夏の風景が特におすすめ↓
周辺観光スポット
車山山頂から望む日本アルプスや富士山など360度大パノラマが絶景スポットの車山高原↓
※車で5~10分
駐車場
霧ヶ峰高原には多くの駐車場があります。ハイキング(トレッキング)を目的とした場合は霧ヶ峰自然保護センター周辺(約170台)と車山肩周辺(約140台)がおすすめです。
ちょうどニッコウキスゲが見頃を迎えた休日ということもあり、朝9時頃の訪問で各駐車場は全て満車・・・さらにビーナスライン(県道40号)は駐車場待ちの渋滞という状況でした。この時期は相当早い時間帯に訪問しない限りは駐車場待ちを覚悟するしかないので、ハイキングだけが目的の場合は時期をずらした方がよさそうです。
補足情報・アクセス
住所 長野県諏訪市四賀霧ヶ峰
アクセス 車 諏訪I.C.より35分
岡谷I.C.より40分
諏訪南I.C.より45分
駐車場 あり
料金 なし