愛宕稲荷神社とは
愛宕稲荷神社(あたごいなりじんじゃ)は、文治年間に飯坂城の城主 坂西由政が崇敬する伏見稲荷大神を勧請し、由政稲荷と称えられたのが始まりです。
その後、文禄年間に飯田城の城主 京極高知が城下町を整理する際、飯坂城跡で当時の愛宕山地蔵寺の境内へ奉遷し、そこから愛宕稲荷神社と呼ばれるようになりました。明治44年、境内に祀られていた愛宕社を合祀しています。
旧飯田市街地に鎮座する神社、飯田十社のひとつです。
愛宕稲荷神社
境内
鳥居から見える境内の雰囲気が良いですね。
一の鳥居をくぐると境内社や石碑があり、辺り一面がもみじの絨毯のようできれいです。
もみじの絨毯に点在する境内社・石碑
青空を背景に、逆光を浴びて真っ赤に燃えるもみじがきれいですね。境内は落葉が進んでいて、紅葉のピークは1~2週間前だったのかなと思います。
来年は紅葉の見頃時期(11月中旬くらい)に訪問したい!
猿田彦大神は、神話から「みちびきの神、みちひらきの神」として祀られていて、様々な人や物事を幸福へと導く神様として崇められています。
二の鳥居、三の鳥居をくぐって拝殿に向かいます。境内はとても静かで心地よいです。
拝殿
四の鳥居をくぐると、妻入切妻造の拝殿、その後ろには一間社流造の本殿が建立されています。歴史を感じますよね。平穏な日々と健康を祈ります。
愛宕稲荷神社の拝殿
桜
清秀桜
飯田市の天然記念物である清秀桜、建保年間、飯坂城(愛宕城)跡地に地蔵寺が建てられ、仁治元年(1240年)に清秀法印が植えたと伝えられています。また、愛宕稲荷神社御神木として親しまれています。
桜が満開になる春が待ち遠しいですね。
千代蔵桜
千代蔵桜は、飯田藩家老安富氏より献納され、知久町黒田屋千代蔵氏によって境内の東方、飯田城(長姫城)を望める場所に植樹されたと伝えられています。樹齢は推定200年です。
こちらも春が来るのが楽しみです。
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紅葉シーズンには鮮やかな赤色に染まる↓
駐車場
境内
飯田I.C.方面から国道256号を進み、国合同庁舎前の交差点を右折します。そのまま道なりに進んで鳥居をくぐると境内に数台の駐車が可能です。境内での運転になりますので、歩行者などに注意して駐車ください。
扇町駐車場
上記以外ですと、飯田動物園の隣に扇町駐車場(有料)があります。国道256号を歩いて向かう方が近いですが、扇町公園(四季の広場)経由で徒歩10分くらいで到着できます。
※60分以内無料、以後30分ごとに100円
補足情報・アクセス
住所 長野県飯田市愛宕町
アクセス 車 飯田I.C.より10分
徒歩 JR飯田駅より15分
駐車場 なし(境内に数台駐車可)
料金 なし