もののけの森とは
もののけの森は、北八ヶ岳自然休養林の中にある「苔の森」のひとつで、ジブリ映画に出てきそうな神秘的な世界が魅力です。苔の森には520種類の苔が生息しており、日本蘚苔類学会より国内で7番目に「日本の貴重なコケの森」として選定されています。
標高2,100mを超える湖としては日本最大の天然湖である白駒の池、周辺には10ヶ所の森があり、白駒の森、高見の森、もののけの森、ヤマネの森、にゅうの森、オコジョの森、カモシカの森、黒曜の森、丸山の森、茶水の森と名付けられています。樹齢数百年にもなるコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林が広がり、様々な苔の種類も楽しむことができます。
苔の森
白駒の森
駐車場の向かい側にある入口から白駒の森に入ります。白駒の池までは約10分です。
家族連れ~老夫婦まで様々な方が訪れており、のんびりと散歩をする方、ルーペを使用して苔を観察する方などそれぞれに楽しんでいるようでした。
まるで苔の絨毯に覆われているようですね。
倒れた木にも苔がびっしり。
こちらの苔はセイタカスギゴケかと思います。
もののけの森
分岐点を直進、池一周40分(約1.8km)といわれる白駒の池の周りを歩いていきます。
しばらく歩いていくと一面に苔が広がるもののけの森が現れます。日本の貴重なコケの森に選定されているだけあって、周辺の景観は見事ですよ。
原生林と苔の世界・もののけの森
静寂の中で鳥のさえずりしか聞こえない大自然に囲まれて、時が止まったかのようです。
ジブリ映画(もののけ姫)に出てきそうな神秘的な世界ですね。
ジブリ映画のような世界・もののけの森
太陽が隠れると全体に均等な光が当たって、また違った雰囲気を楽しむことができます。
こちらの苔はホソバミズゴケでしょうか。
- 歩きやすい運動靴
(山道、足場が悪い遊歩道などあり)
白駒の池
標高2,100mを超える湖では日本最大の天然湖で、標高2,115mに位置するのが白駒の池です。青空の下、大自然に囲まれた美しい湖が絶景ですね。
湖面にはホソバノウキミクリが浮かんでいます。本州では白駒の池のみ、他には東北の一部でしか見られない貴重なものですよ。
大自然に囲まれた美しい白駒の池
池の近くで気持ちよさそうに飛ぶのは、鮮やかな青色が特徴的なルリイトトンボです。
駐車場
白駒池駐車場
国道299号沿いに白駒池駐車場があり、約200台が駐車可能です。第一駐車場と第二駐車場がありますが、係員に駐車料金を支払い、指示に従って駐車することになります。4月下旬~11月頃までが営業期間で、営業中は24時間駐車できるようです。
※駐車料金:600円/日(普通車)
平日9時半頃の訪問、まだ駐車場に空きがありましたが、11時過ぎには満車でした。ライブカメラが設置されていますので、天候や駐車場の状況を確認することもできますよ↓
https://yachiho-kogen.jp/livecamera/
白駒池駐車場が満車の場合は、八千穂高原スキー場駐車場からの無料シャトルバスがあります。夏~秋にかけての土日・祝日に運行されているようです。
補足情報・アクセス
住所 長野県南佐久郡小海町稲子、佐久穂町八郡
アクセス 車 八千穂高原I.C.より35分
諏訪南I.C.より55分
諏訪I.C.より55分
駐車場 あり(有料)
料金 駐車場 600円