霧ヶ峰高原とは
霧ヶ峰高原(きりがみねこうげん)とは、車山から鷲ヶ峰にかけて緩やかな起伏が続く広大な高原で、車山から噴出した溶岩でできた場所です。レンゲツツジ(6月)、ニッコウキスゲ(7月)、マツムシソウ(8月)などが高原を鮮やかに染めることで知られており、日本アルプスや八ヶ岳連峰、富士山などが一望できる全国屈指の高原です。
夏山を鮮やかに染めるニッコウキスゲ、正式名は禅庭花(ぜんていか)で朝に開花すると夕方には萎んでしまう儚い一日花です。霧ヶ峰高原の至る所が黄色の絨毯のように染まる夏の風景はとても印象的で、毎年県内外から非常に多くの観光客が訪れています。
ニッコウキスゲの見頃
7月上旬~中旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2024年7月7日 →見頃
霧ヶ峰高原
富士見台
全国各地で猛暑日予想が出ている週末、霧ヶ峰高原を訪問です。
駐車場から渋滞中のビーナスライン(県道40号)を歩いて富士見台に向かいます。標高1,700m、平地よりも少し涼しいですが日差しが強く日焼け対策が必要です。
ニッコウキスゲの大群落が圧巻ですね。2023年5月の山火事で枯れ草が燃えたことで逆に日当たりが良くなり、近年では最も開花状況が良いとのことです。
富士見台のニッコウキスゲ大群落
天気も非常に良かったので富士山(写真中心)も見えました。
ニッコウキスゲと富士山
八ヶ岳連峰との共演も見事ですね。
ニッコウキスゲ(禅庭花)は朝に開花すると夕方には萎んでしまう儚い一日花とのことです。そんな中を野鳥が元気に飛んでいますよ。
遊歩道の周辺がまるで黄色の絨毯のように鮮やかです。今年は例年より早めに見頃を迎えたとのこと、そよ風も気持ちがいいですね。
ニッコウキスゲの鮮やかな黄色の絨毯
朝9時過ぎの訪問でしたが、老若男女問わず非常に多くの方々が見頃を迎えたニッコウキスゲを楽しんでいました。夏山を染める見事な風景に梅雨を忘れてしまいそうです。坂道や岩などもありますので、歩きやすい靴が必須です。
車山肩
車山肩のニッコウキスゲもいい感じです。まだ蕾も多いのでしばらくは楽しめそうです。
ビーナスの丘
ビーナスの丘のニッコウキスゲも見頃を迎えています。
車山肩とビーナスの丘には鹿の食害を防ぐ電気柵がありますので、間近で楽しむことは難しいです・・・。一通り回った結果、富士見台が最もおすすめのスポットですね。
鮮やかな緑色の草原をハイキング↓
周辺観光スポット
車山山頂から望む日本アルプスや富士山など360度大パノラマが絶景スポットの車山高原↓
※車で5~10分
駐車場
霧ヶ峰高原には多くの駐車場があります。ニッコウキスゲを目的とした場合、霧ヶ峰自然保護センター周辺(約170台)、車山肩周辺(約140台)、富士見台周辺(約70台)などが候補になるかと思いますが、車山肩周辺もしくは富士見台周辺が特におすすめです。
休日朝9時頃の訪問で各駐車場は全て満車・・・さらにビーナスライン(県道40号)は駐車場待ちの渋滞という状況でしたが、車山肩から富士見台の途中にある路肩の駐車スペースで偶然1台が出たため停めることができました。この時期は相当早い時間帯に訪問しない限りは駐車場待ちを覚悟するしかないと思います。
本日は9時~12時頃に渋滞が発生しており、ピーク時は約1kmにも・・・12時以降は徐々に緩和してきた様子でした。特に7月中旬の三連休は厳しい状況が予想され、昨年(2023年)は約3kmの大渋滞(通過に2~3時間)になったようです。。
補足情報・アクセス
住所 長野県諏訪市四賀霧ヶ峰
アクセス 車 諏訪I.C.より35分
岡谷I.C.より40分
諏訪南I.C.より45分
駐車場 あり
料金 なし