鶴峯公園とは
鶴峯公園(つるみねこうえん)とは、岡谷市にある園内全体が市花のツツジで埋め尽くされる公園です。製糸工場で働く義務教育未修了者のために、片倉兼太郎が大正6年(1917年)に片倉小学校を建てたのがはじまりで、昭和元年(1926年)には噴水や散歩道などが整備されて鶴峯公園と呼ばれるようになりました。
昭和10年(1935年)、この一帯約10,000m2が川岸村に寄付されたことを記念して、園内にツツジ300株を植えようとしたところ、業者の勘違いで貨車3台分という大量のツツジが届きました。この”勘違い”が名所を生むきっかけとなって、現在では公園内に30種3万株があり、中部日本一のツツジの名所となりました。
5月の最盛期には、赤・白・ピンク・紫など色とりどりの鮮やかなツツジが一面を染め、つつじ祭りも開催されます。
ツツジの見頃
5月上旬~中旬(例年)
※天候により前後する可能性あり
※訪問実績:2022年5月6日 →見頃
鶴峯公園
石階段
薄い雲に包まれた晴れの日、鶴峯公園を訪問です。
人混みを避けるため、つつじ祭りが開催される前日(平日)朝9時頃の訪問でしたが、家族連れの方が多く10~20人が公園内でツツジを楽しんでいました。
見頃を迎えたツツジが鮮やかな鶴峯公園
石階段周辺、赤・橙・ピンク・紫など色とりどりのツツジが見頃を迎えています。このモコモコした感じがたまらないですね。
ピンク色の花びらがかわいらしいですよ。
園内
石階段を上った先もツツジが一面に広がります。
片倉勝衛の頌徳碑、周辺のツツジも見事ですね。
橙色の花びらは優雅な雰囲気を出していますよ。
つつじ道の周辺、まだ蕾も多く見られますので、見頃になるまでもう一歩かと思います。
片倉兼太郎銅像
つつじ道を歩くと、その先に片倉兼太郎の銅像が立ちます。
製糸工場を経営したり、小学校を建てたりと、その行いに対する感謝の表われですね。
振り返ると見える鶴峯公園全体の景観も美しいですよ。
園内に植えられたツツジは30種3万株といわれており、数日後にはさらに見事な風景が広がりそうです。さすが中部日本一のツツジの名所ですね。
中部日本一のツツジの名所
ツツジを楽しみながら入口付近に戻ります。やはりツツジのモコモコ感が印象的です。
駐車場
つつじ祭りの期間中は川岸スポーツ広場が臨時駐車場として開放されています。鶴峯公園まで徒歩3分程度の近い場所です。
※駐車料金:500円(普通車)
今回訪問時はつつじ祭り開催前のため無料で利用できました。
補足情報・アクセス
住所 長野県岡谷市川岸上
アクセス 車 岡谷I.C.より10分
諏訪I.C.より25分
伊北I.C.より25分
徒歩 JR岡谷駅より25分
駐車場 あり(有料)
料金 駐車場 500円