おすすめ自己啓発本3選

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自己啓発本

旅以外では読書もしています。
様々なジャンルの本を20冊くらい読んだのですが、その中でも自信を持って紹介できる3冊について簡単に感想を記載します。旅とは全く関係がないのですが、真面目にレビューしていますので、時間があるときに是非お読みください!

君と会えたから……(喜多川泰)

今を生きる」ことを考えさせられる本です。
もし、明日が無限にあるわけではないとしても、あなたは今と同じような今日を生きるでしょうか。多くの方は、明日が来ることを前提に生きていると思います。何の目的もなく、何の意思もなく、ただ漠然と今を生きている方にとっては考えさせられる内容になっています。学生の方には特にオススメですが、社会人の方が読んでも心に響く内容です。
小説の中に自己啓発のテーマが出てくる構成ですので、とても読みやすいです。読書があまり得意でない方でも、短時間でサラッと読み進めることができると思います。
※心に響いた一文を抜粋します↓

人間は未来のことを考えるときに、うまくいったらこうなるということ以外に、うまくいかなかったらどうしよう、それどころか、どうせうまくいくはずがないといったことも一緒に考えてから、自分のやるべきことを決めてしまう。大きな夢を抱けば抱くほど、そうだ。そうしてうまくいく確率のほうが低いと決めつけ、夢に向けて行動を続けることを、宝くじと同等の非常に確率の低いものに投資する行為と見なしてしまう。そして結局、夢へ向けての行動をとろうともしない。
しかし、それは間違っている。
もし、すべてがうまくいくとしたら、絶対に欲しいものが手に入ると約束されているとしたら、あなたは、知っていますか?あなたにはそれが約束されていることを。すべてがうまくいくとしたら、絶対に欲しいものが手に入るとしたら、と考えたときに出てくるものこそが、あなたの本当にしたいことであり、必ず達成できるゴールだ。
むろん夢を抱くだけでは、どんなに強く思っていても達成などできない。大切なのは行動だ。もちろん、とてつもなく大きな夢を三日で達成するのは難しいだろう。大きな夢なら、それを達成するために必要な時間もまた多くなる。しかし、手に入らないものではない。私たちの未来の夢は、絶対に手に入ると狂おしいほどに信じて、それに向けて情熱を絶やさず行動を繰り返す限り、それがどんなに大きな夢であっても、必ず達成されることが約束されている約束の地であり、それを確率の低いものに変えてしまっているのは、冷静な分析と称して行動をすることもなく、頭の中で繰り返される消極的な発想にほかならない。

嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史)

自分の価値観を変えてくれる」ような本です。
劣等感に悩まされて苦しんでいる人でも、今この瞬間から人は変われるという考え方が、この本のベースとなっているアドラー心理学です。今までの価値観とは違うものを与えてくれる内容で、自分が変われるきっかけになると思います。
代表として「課題の分離」について紹介します。人間の悩みは、すべて対人関係の悩みであるとされていて、これは他者の課題に土足で踏み込むこと、または自分の課題に土足で踏み込まれることによって引き起こされます。例えば、会社で上司に評価されないことを悩んでいたとします。この場合、仕事で頑張って結果を出すのは自分の課題ですが、それをどう評価するかは他者(上司)の課題になるということです。また、他者の顔色をうかがいながら生きる・他者の期待に応えるために生きるのは窮屈ですよね。承認欲求を満たすために他者の課題ばかりに気を取られることで、自分自身を見失ってしまうかもしれません。とにかく自分の課題に集中すること、そして他者の課題(自分ではどうすることもできないこと)は気にしないことが大切という教えです。
「課題の分離」の考え方だけでも、なるほどなと思うのですが、他にも「原因論と目的論」「健全な劣等感」「他者貢献」など色々なキーワードが出てきます。こちらですべてを紹介することは難しいので、是非お読みいただければと思います。

夢をかなえるゾウ1(水野敬也)

行動の大切さ」に気付かされる非常に良い本です。
普通のサラリーマンがガネーシャという怪しい関西弁を話す変な神様と出会い、その神様から成功するための助言を受けるという小説形式の自己啓発本です。とても有名な本ですが、発売から十数年が経過した今になって初めて読みました。何でもっと早く読まなかったのかと後悔するくらい、自分にとって核心を突かれるような内容です。例えば、自己啓発本を読んだだけで自分が生まれ変わったような気になりますが、それだけでは・・・。自分の過去を振り返ると、同じようなことが多々あったなと思い納得しました。この一冊を読めば他の自己啓発本はいらないといっても過言ではないですね。
※特に核心を突かれた部分を抜粋します↓

「人間は意識を変えることはできない」、今日から頑張って変わろうと思っても、どれだけ意識を変えようと思っても、変えられない。人間の意志はとても弱い。
なぜ、みんな「意識を変えよう」とするのか?それは「楽」だから。その場で「今日から変わるんだ」と決めて、とても頑張っている未来の自分を想像するのは楽。なぜならその時は想像しているだけで、実際にはぜんぜん頑張ってないのだから。つまり、意識を変えようとする、というのは、言い方を変えたら「逃げ」と同じ。
自分がこうすると決めたことを実行し続けるためには、そうせざるを得ないような環境を作らなければならない。ただ決めるだけか、具体的な行動に移すか。それによって生まれる結果はまったく違ってくる。

もし自分が変われるとしたら、行動して、経験した時だけ。
何かを学んで、知識を吸収して、成長していると思っているかもしれないが、本当は、成長した気になっているだけ。知識を頭に入れるだけでは人間は絶対に変わらない。人間が変われるのは、「立って、何かをした時だけ」。